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ドイツ発 雨宮の迷走ニュース

ちょっと尖ってるらしいオピニオン系ブログ。海外生活やライフハック、その他ニュースなど。

女装する東大教授、結婚制度にギモン。「愛は人間の本性」

男女観・恋愛
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結婚という「制度」は本当に必要ですか?  女性装の東大教授が見つけた「新しい家族」のカタチという記事を紹介。

 

女性装することで、男というプレッシャーから解放された

 

東大で教授をやっている安富歩さん、52歳。実は安富さんは、「女性の格好」をしています。

ふつうにきれいな女性ですけどね、見た限り。でも東大の教授っていったら、日本でも「一番頭がいい人たち」が集まってるわけじゃないですか。それで女装ってちょっとびっくりします。

さて、安富教授はなぜ「女性の格好」をするようになったのでしょうか。

 

女性装と女装のちがい

タイトルはわかりやすく女装としましたが、安富さんは「女性装」という言葉を使っています。

試しに着たところ、女物の服は男物の服よりもずっとバリエーションが多く、安く、着心地がよかった。女性のモデルのような体型の安冨にもぴったり合った。
安冨は、瞬く間に女物の衣類の虜になった。

「女性の恰好をする男性の中には、性的刺激を求めてそれを行う人もいるけど、私の場合は“安心”だった。
それは、両親から植え付けられていた、男性が背負うべきプレッシャーからの解放
、つまり『女の子だから、戦争にいかなくっていいんだもん!』という解放感だった」

「今まで私は男性らしく振る舞ったり、男らしい恰好をする事で、私自身を”自分でないもの”にしていた
親によって植え付けられた『男は元気ハツラツとした兵士になって、国のために死ね』という洗脳を、知らずに履行していた。それが、自殺衝動や苦しみの原因」

現代ビジネス


さらに安富さんは決して、セクシャルマイノリティーではありません。

「女装という言葉は、性的自認が男性である人間が、敢えて女物の衣類を着る事。私は自分にとって居心地の良いファッションを探したら、それが女物であったというだけ」

 現代ビジネス


とお話ししています。

すきなファッションが女物だった。だから着てみた。そしたら「男はこうじゃなきゃいけない」というプレッシャーから解放された。安富さんが女性の服を着るのは、「それだけ」の理由です。

だから「女装」という言葉ではなく、「女性装」という言葉を使われているそうです。ちなみに安富さんは、2014年の夏には「完全に女性装」へと移行してします。

 

結婚という制度に縛られること

以前にも書きましたが、結婚って違和感あるんですよね。

日本の“家”制度なんて、とっくの昔に崩壊しているんだよ。明治維新で構築した徴兵制がその最大の原因。家単位の動員を否定して、個人単位にしてしまったから。

さらに、高度経済成長で家制度は息の根を止められた。それなのに、実際はとっくに機能しなくなってるシステムを、みんなで理想化し、守ろうと躍起になっているでしょ。できないことをやろうとするから混乱する。

ここから生じる関係性のひずみが、虐待や引きこもり、果ては家族同士で殺し合うような事態にまで帰結する」

現代ビジネス 


徴兵制やら高度経済成長やらについては、東大教授ほどの見識はありませんが……。


昔みたいに、家単位で動くことって、もうないですよね。っていうか親戚・家族一同集まることすらもはやまれ。
「男は外で稼ぐ」「女は家を守る」ってもう機能してないんですよ。家族って形は変わったわけ。

それなのに「婚姻届出したから今日からわたしたちは家族です」ってのもなぞだし、「結婚してないと一人前じゃない」っていう論理もなぞ。

「私たちは、今日から家族です!そのメンバーは、以下3人、みたいなね。
今は『家族』という肩書きさえあれば、配偶者へのDVもモラハラも、しつけと称する子供への虐待も、なんだって許されるからね。

公的機関が、家族の神聖性を不用意に担保しているからこそ、ひずみが起きるわけ
幼児の虐待事件のような、力づくで介入しないといけないときにも、『家族』となると、変に躊躇して放置してしまう」


学校と同じように、「家族」てすごく閉じたコミュニティで、そこで起きることは「当事者同士の問題」になっちゃうんですよね。
守るべき「家」という制度が破綻してるんだから、「結婚」とかもはや時代遅れな気がします。

 

愛は人間の本性

この言葉、すごいいいですね。建設的な方法で夫婦関係を維持するためには、という質問に対する答えです。

「あとはね、両方が変化し続けること。普通に考えて、同じ2人の人間がずっと飽きずに何十年もセックスし続けるのなんて無理だと思わない?

でも、お互いが変化してたら、飽きない。喧嘩して、全身全霊を通じてぶつかって、掛け値なしのレベルでコミュニケーションしてたら、互いに変化し続けていられる。

“変わる”っていうのは良い事なんだよ。

どちらかが進んでどちらかが止まっていたら、関係は破綻する。どちらも止まったら、関係は腐れ縁になる。けれど互いに変わり続けたら、関係は維持される」



たしかに、2人とも進歩していかなければ、足を引っ張るか共倒れですからね。

で、インタビューしてた人はこういったんですね。「お話しを聞く限りでは、2人の人間がお互いを愛し続けるのは難しいようですね」って。


それに対する安富さんの答えが深い。

「それは本当は簡単なはず。だって、愛は人間の本性だから」


いい言葉だ……!!
愛は人間の本性。いいですね、とても説得力があります。


家族だの結婚だのって言ってるからうまくいかないだけで、そこに愛があれば、新しい関係性だって模索できる。
女性装をしている安富さんだからこそ見つけた「真理」ですね。