最近、「本読みます自慢」をちらほらと耳にします。
「本を読んでいる」ことがインテリのステータスみたいになっていますし、実際そうかもしれません。
でも、身のない自慢はすげーださい。
本を読んで満足する人たち
っていますよねぇ。
最近は「僕は月○○冊本を本を読んでいます」っていうアピールが強い。なにそれ。
たしかに本を読むことは新しい知識を得たり、教養をつけたり、想像力を高めたりしてくれます。いいことづくめ。とはいえ、「読むこと」自体のメリットはそんなにないと思っています。
本を読むことが大切なんじゃなくて、「読んで考えること」が大切なんですよね。
読んでも3日で内容を忘れるのであれば、長い目で見れば読んでも読まなくても変わりないってことになりますからねぇ。それなのに「読んでます」アピールは、滑稽です。
読むことで満足する人は、本が好きなんじゃなくて、本を読んでる自分が好きなだけ。
本当に本が好きなら、月に何冊読むか、というのは大切じゃなくて、どれだけいい本に出会えるか、という方面にアンテナを張っていますからね。
やたら本を読んで身になってるの?
わたしの中では本は3パターンあって、「読む必要がないけど楽しい娯楽本」「読む必要はないけど、読んだことで人生が豊かになる教養本」「仕事などで読まなくてはいけないノウハウ本」って感じ。
娯楽本は、小説ですかね。わたしはミステリーが好きです。が、詳しくはない。
教養本は、たとえばわたしだと最近、幕末の本を読んでいますね。読む必要はないんだけど、楽しいから読む。娯楽本よりは「実のある内容」とでもいいますか。
ノウハウ本は資格取得のためとか、参考書とかですね。
で、本っていうのは一度だけぱらーっと読んでも、味わえないんですよ。まず1回目は「読む」2回目で「考える」3回目で「味わう」って感じ。わかる人いるかな。
だから、月100冊読みます! とかって人を見ると、「で?」って思います。理解してるの? ちゃんと内容覚えてるの? 読んだことで人生に何かしらをもたらすことができるの? と疑問が浮かびます。
電子書籍なんて便利なものがあるから、簡単に本を購入して、目を通すことができます。でもそれだけじゃ本の魅力を堪能しきれてないんだよなぁ……。
本の冊数を自慢する人は「おもしろい本に出会ってないのかなぁ」と思ってしまいます。
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読書は量より質なんですが
正直、人生を変えるほど衝撃的な本に1冊出会えれば、本ってお役御免でいいんじゃないかと思っています。調べ物ならパソコンでできるし。
参考書なんて腐るほど出てるけど、実際役に立つのは数冊で、何冊も半端に手を出すよりはそれを極めた方が効率が良くて自分の力になります。ほかのジャンルの本でも、この法則は当てはまるはずです。
なのに読んだこと自慢をしているというのは、本を読んでいる自分が好きだから、としか思えません。まぁ、ださいんですよねぇ。
本を読まない人が多い中「読む自慢」っていうのはさぞかし気持ちがいいのかもしれませんが、実際結構ださいと思います。ふつうに「本が好き」でいいんじゃないかな。
量ばかりをアピールしてしまうと、質が低く見られてしまいますよ。