わたしが売れっ子ライターになるかどうかは置いておいて、成功するにしても、「こうはなりたくないなァ」というタイプがあります。
「たとえ売れたとしてもここは気をつけていきたい」という気持ちを、売れる前に(笑)書いておきます。
なので、いつか売れっ子になってこの記事を読み返そうと思います。
売れっ子ライターになっても気をつけたいこと
4月なかばくらいで、本格的にフリーライターになろうと決め、2ヶ月半くらい経ちました。おかげさまで、ギリギリとはいえぼちぼち生計が立てられるようになりました。
でもこんな感じのペースでやっていけば、あと3ヶ月くらいあればたまに外食に行くくらいの余裕は出来そうです。正直ブログはたいして成功していないんですが、ライターとしては生きていけるレベルにはなれたので、ほっと一安心です。
で、いまは駆け出しなんですが、たとえ自分が売れっ子になっても守りたい矜持があります。それを忘れる前に書いておこうと思います。
調子に乗って選民思想をこじらせない
インターネットを見ると、選民思想をこじらせてるただの自己中が本当に多いんですよ。二流の成功で調子にのって、「自分は選ばれた人間だ!」って思い上がってるヤツ。
結果を出したから態度が強気になるのはわからなくもありません。でもちょこっと時流に乗ってそれなりの成功をしたってだけで調子に乗るのは、恥ずかしいです。
波に乗るのもひとつの才能ではあるけど、それを全部自分の手柄と思い込むのは痛い。
調子に乗って、「自分だから成功できた」「ほかの奴らはみんなクソ」みたいな発言は絶対にしないと決めています。
最初は「雨宮さんにコメントいただけるなんてうれしいですッ><」って言ってたくせに、PVがあがったらいきなりタメ口聞いてきたお前のことだからな。
だれだって最初は無名だし、大器晩成型もいるんだから、「いま自分の方が上」だからって調子にのるようなことだけはしたくないと思っています。だってダサいじゃん。おはようございます。
— 雨宮@迷走ニュース (@amamiya9901) 2016年6月24日
感謝の気持ちを忘れ傲慢にならない
で、「自分は選ばれた人間!」って思い込んじゃうと、まわりに感謝しなくなるんですよ。だって自分の能力で成功したんだから、感謝する相手いないじゃん?みたいな。それはちがうよ。
たとえ自分の努力や工夫によって結果を残せたとしても、それはわたしたちを見つけて、支援してくれた人がいるからです。仕事をくれる人のおかげでお金をもらえるんですよ。
傲慢な人間、大嫌いです。鼻クソでもつけて踏みつけてやりたい。
ぶっちゃけると、自己中な傲慢って成金が多いんですよね。うまくトントン拍子に進んで、それが自分の能力だと思っちゃう。最初はうまくいかなかったけど、コツコツ努力して少しずつ成功した人は傲慢にはなりません。人の支えによって成り立ってるって理解してますから。
努力と実績に裏づけされた自信と、必要以上の過信による傲慢さはちがいます。前者は気持ちいいけど、後者は気持ち悪いです。
読者・依頼主あってのわたし
自己中で傲慢な人間になると忘れてしまうのが、読者や仕事を依頼してくださる方がいてこその自分、ということ。
わたしは、すべての読者の方に、感謝の気持ちを持っています。あたりまえです。でも、それがわかっていない人が結構います。特にハンパに成功した成金。
いままで支えてくれた読者の方でも、ほんの少し反論しただけでブロックする人とかが典型です。「ひとり減っても関係ない」と思っている人は、10人、100人、とファンを失っていきますよ。
自分で仕事を作るフリーランスでも、やっぱり仕事をくれる人、その仕事を評価してくれる人(読者)がいてこそですから。
能力と努力によって得た利益や名声は誇っていいんですけど、それと感謝の気持ちを忘れ、全部自分の手柄だと思うのは別の話。
金にとらわれず夢を追う
わたしは、必要以上のお金は、なくていいと思います。当然、お金はあった方がいい。でも、なくてもいい。
どこかの田舎に引っ込んで、盗まれる物もないような生活をして、1日1日を大切に生きたいです。
……という考え方なので、お金にこだわって魂を売るのはイヤです。
いまはお金のために、行ったこともない場所の、行ったこともないレストランを誉めそやすまとめ記事なんかも書いていますが、報酬の魅力より罪悪感が勝ってきました。
わたしは、希望を売るために記事を書いています。なので、お金もらってもこの気持ちに反するものは書かないようにします。
※11月9日追記
今月でまとめサイトの執筆は卒業します!
自分らしく生きる
わたしはよく、「君の人生は君のものだ」と言っています。自分の人生なんだから、自分が楽しい方向に持っていかなきゃつまんないままです。だから、雰囲気やまわりの圧力には屈しない、という意思は持ち続けます。
なんだかんだ言って、楽しければいいからね。
ライターもつまんなくなったらやめるだろうし、もっと楽しくなったらもっとがんばるし。こういう姿勢は大切にしようと思います。
ライターとして売れてきたら、「こういう記事書いてください!」って言われることがもっと増えると思うんですよね。そういうとき、「それは自分らしくない」と断れるようになりたいと思います。
ネットだと、「いっぱい稼ぐ人が偉い」みたいな風潮がありますが、わたしはその波に乗らないし、乗れないので、気にせず自分のペースでやります。自分らしく生きて、自分なりの幸せを手に入れます。
売れっ子ライターになっても、わたしはわたし
なにをもって売れっ子ライターというのか、お前がなれるのか、という声はいったん置いておいて。
いまの目標が達成できたとしても、そしたらちがう目標ができてくる。立場や知名度が変わっても、わたしはわたし。
自分がすべて正しいと妄信して意見を押し付けたり、傲慢になって感謝の気持ちを忘れたりは絶対にダメです。お金目当てではなく、自分の夢を追って、わたしらしく生きていきたい。
わたしらしく生きていくんだから、売れっ子になったとしても、わたしはわたし。いまと同じ雨宮です。もし調子に乗り始めたら、この記事を読み返そうと思います。
謙遜と謙虚はちがいます。結果を出したら謙遜はしないけど、謙虚な気持ちは持ち続けます。
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