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ドイツ発 雨宮の迷走ニュース

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紀里谷監督のインタビューから見る「本気」の真髄

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わたしは、立派な人の立派な人生を紹介する立派な本は、あんまり好きじゃありません。

それでも、「かっこいいなぁ」と思う人はいます。総じて「成り上がった」タイプで、それでいていまだに自分の道を貫いている生き方をしている人たちです。

 

今日はそんな「かっこいい」と思う人のひとり、紀里谷監督の「本気」の真髄が伝わるインタビュー記事を紹介します。

 

紀里谷さんといえば、結構前に「しくじり先生」に出演して話題となった方ですね。宇多田ヒカルさんの元旦那で、映画監督、そして写真家です。

 

成功している人を見ると、「もともとすごい人だったんだろうなぁー」なんて思っちゃうからあんまり興味がないんですが、紀里谷監督のインタビューを見れば、紀里谷監督がどれだけ本気で取り組んで、なぜ成功できたのかがよくわかります。

 

紀里谷監督の熱量にあてられて、どんどんわたしのテンションも上がっていってます!

 

紀里谷監督のインタビューで伝わる本気

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紀里谷和明監督が夢を持つ若者に檄 - ログミー

 

今日紹介するのは、『紀里谷和明監督が夢を持つ若者に檄』というインタビュー記事です。読んだ瞬間記事にしようと思ったのですが、アップしていなかったようなので書き直します。

 

紀里谷監督のインタビューを読めば、紀里谷監督がどれだけ本気で写真や映画を撮ってきたのかがよくわかります。

 

どの職業にも通じる、本気の真髄を学ぶことができる、アツいメッセージが詰まった記事です。

 

紀里谷監督の本気が伝わる経歴

まず、紀里谷監督をさらっと紹介します。ちなみに キリヤ と読みます。

 

中学校中退からの単身渡米、デザインや音楽・写真を学ぶ。その後はアメリカの美術大学に進学し環境デザインを学ぶも、2年で中退。

21歳に設立したデザイン会社はうまくいかず、ヨーロッパやアフリカを放浪したのち、26歳で写真の仕事をはじめる。

2015年に公開された映画『ラスト・ナイツ』は、紀里谷監督の初ハリウッド作品となった。(参考:紀里谷和明 - Wikipedia

 

中学校って中退できるんだ……。

紀里谷さんが制作した宇多田ヒカルさんのPVは、幻想的で繊細な色使いがとても素敵で、よく見ていました。

 

そんな紀里谷監督の作品も好きですが、わたしは彼の熱量がとても魅力的だと思っています。

 

このインタビュー記事を読めば、紀里谷監督の人となり、人生観、そして「本気」の熱量を感じることができます。

 

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紀里谷監督の「本気」

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『ラスト・ナイツ』紀里谷監督インタビュー

 

わたしは心の底から、「ライターとして生計を立てたい!」と思っています。いや、ライターだけにこだわらず、文章を通していろんな人に「いろんな生き方、考え方があるよ」って伝えていきたいと思っています。

 

でもそれは、本当の本当に「本気」と言えるのでしょうか。

 

紀里谷監督の「本気」を目の前にしたら、わたしが言う「本気」なんて全然情熱が足りなくて、生ぬるいモノだと気付かされます。

 

紀里谷 あなたが1年後に映画を撮らなかったら両親が殺されます。どうしますか?
質問者 映画を撮ります。

紀里谷 じゃあそんなぬるい質問しないじゃん。「どうすればいいですか?」なんて。
質問者 はい。

紀里谷 そこよ、皆さん。わかる? 「どうすればいいですか?」なんて言われてさぁ、「こうすればいいですよ」って言って、言うことできますよ。僕はああしました、こうしましたって。

じゃあ同じことができるんですか? 今回、DMM.comの亀山さんに繋いで貰って、その方に頭を下げて、(お金を)出して貰いました。 いいですよ。教えますよ。そのやり方を。でも君は同じことができるのか?

質問者 できません。


紀里谷 だったら、どうする? 「1人で撮れない」って言ったけど、それこそiPhoneで撮れるじゃん。自分が俳優にやったっていいじゃん。 脚本が素晴らしかったら別にいいんじゃない? アイデアが素晴らしかったら。

それを観た誰かが「この人、こういうことやってる。すごいな」と思ってくれれば普通に100万円渡そうとかさ。そういうことじゃない?

 

考え方が、すごくシンプルですよね。「本気ならグダグダ言わずにやれ」ってだけのことです。でもこれができない人が多いのが現実です。

 

映画を撮りたい。そしたらカメラが必要。スタッフも必要。動画編集も学ばなきゃいけないし、音楽も選定しないといけない。それにはお金がいる。どうしよう。紀里谷監督なら「どうすればいいか」知ってるはずだ。聞いてみよう。

 

質問した学生の方の気持ちは、すごくわかります。でも実際、やるかやらないかは自分自身。だれかがお膳立てしてくれることもなければ、チャンスが歩いてこっちにやってくるわけでもありません。

 

本気なら、迷ってる時間なんかなくて、ただ手と頭を動かすべきです。

わたしもいままで、「どうやったらブログにアクセスが集まるかな」だとか、「どうやったらライターとして執筆先が増えるかな」とか考えていました。

 

ですがそんなこと考えててもしょうがないんですよね。やってみないことにはどうしようもない。

ひたすら書いて連絡取って、書いて連絡取っての繰り返し。頭で考えてたって、手を動かさなきゃ結果なんて出ません。最近、強くそう思います。

 

夢にリスクなんて言ってられない

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『ラスト・ナイツ』紀里谷和明監督 単独インタビュー

 

わたしは、「夢」に対する「リスク」という言葉がキライです。もちろん、リスクは少ない方がいい。失うものは、少なければ少ないほどいい。みんなが思うことです。

 

でも、そういうリスクを頭に入れたうえで、それでも「やりたい!」という気持ちがなければ突き抜けられないんです。

 

夢とリスクを天秤にかけている時点で、覚悟が足りていないんでしょう。

 

長いけどぜひ読んでいただきたい部分なので、がっつり引用しちゃいます。

 

紀里谷 お父さんと旅行してます。2人でアフリカに行きました。で、お父さんが倒れちゃった。いきなり病気になって「バタン!」って倒れちゃった。どうする?

質問者 どうにかして助けたいですけど……。助けるために何か選択しないといけないですか?
紀里谷 いやだから、どうするんだよ? バタバタしてんだよ、お父さんが。どうすんの?

質問者 僕は処置の仕方がわからないので、携帯で救急車呼んだりだとか……。
紀里谷 「呼んだりだとか」とかさ、死んじゃうんだよ。
質問者 はい。
紀里谷 死んじゃうんだよ。呼んだりだとか? どうすんの? そのくらいの存在なの?お父さんって。死んでもいいの?
質問者 駄目です。
紀里谷 だったら、どうすんの? 今どうすんの? 今!目の前にお父さんがいるとして、どうすんの? 今!

質問者 人工呼吸なり、何かを……。
紀里谷 「何」じゃないんだよ!
質問者 はい。

紀里谷 そっから甘いんだよ。お父さんが死にかけてます。あなたはどうしますか? はい、どうぞ。
質問者 父を背負ってとにかく病院へ走る……。
紀里谷 それで?
質問者 ……。
紀里谷 一刻の猶予も争うんだよね。
質問者 はい。

紀里谷 どうすんの?
質問者 ……。
紀里谷 どうすんの?
質問者 とにかく自分じゃ助けられないので……。
紀里谷 本当にそうなの?
質問者 死にかけてるぐらいの病気というか、怪我だと多分……。僕自身の手じゃ助けられない。
紀里谷 じゃあそこでボーっとして見てるわけ?
質問者 あ、いえ。
紀里谷 じゃあどうすんの? だから、そこを言っているわけだよ。
質問者 はい。

紀里谷 それが今あなたが、自分の夢にチャレンジする態度だよ。何だかんだ理屈をこねくり回して、やらないことの理由見つけてるだけの話じゃん。 それくらいあなたの言ってる夢なんてちっぽけなもんなんだよ。

欲しくも何ともないじゃん。だって自分のお父さんだったら何でもする。それですら、それですら言い訳見つけてんじゃん。 「私は何もできないから」とかさ。知ったこっちゃないじゃん。

俺だって担いでる、どっか外出て、言葉通じなくたって。どうにかして医者探すね、俺は。何でもするね。俺は何でもする。命まで差し出せる。その状況なら。


質問者 はい。

紀里谷 あなたはやる前に「リスクがどうたらこうたら」とか言ってるわけよ。くだらないよ、そんなの。そんなので何ができんのよ? 多分、5年後10年後も同じこと言ってると思う。「私には夢がある」って言って。

単純な話だよ、皆さん。夢がある。いいですよ、そりゃ夢があって。やるんですか、やんないんですか? 今やるんですか、やんないんですか?
それだけ。

私にはお金がない、時間がない、資格がない、教養がない、どうだからこうだから。延々その話じゃん。延々……。 でもやればいいじゃん! やってみればいいじゃん。

 

このやりとりだけで、紀里谷監督の本気度がひしひしと伝わってきます。

 

最近、「新卒を捨ててフリーランス」という選択をとる人たちが増えてきて、「無謀」「身の程知らず」「もったいない」と言われています。

でも、「とりあえず就職して」なんて言ってたら、なにも挑戦できないじゃないですか。いまやらなくて、5年後ならやれるって保障はどこから来るの?

 

わたしは新卒を捨ててドイツに来たことを後悔してないし、フリーライターという道を選んだことは最善の道だったと思っています。

 

もし「とりあえずドイツの大学卒業して~。出版社勤めて~。そしたら独立かなぁ~」なんて考えだったら、5年後も10年後もフリーライターにはなっていないでしょう。

 

自分の道は自分で切り拓かないと、前には進めません。そのとき、いつかの将来の話をしていても、意味がないんです。

 

「フリーランサーなんてムリだよ」と言っている人たちに、この記事を叩きつけてやりたいです。

あなたが諦めるのは勝手だけど、わたしはやるからな。

 

本気でやるなら近道はない

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映画監督・紀里谷和明「日本映画界に嫌われた」、「しくじり先生」で過去激白!?

 

多くの人が、「周到な準備をして、成功できるって確信してからやった方がいい」と言います。クソ食らえです。

 

成功できる保証って、だれがくれるんですか? あなたが保証書書いてくれるの?

「しっかりした人生設計を」←ムリ』という記事を書いたときも、「行き当たりばったりでうまくいくわけねーだろ小娘が」なんて言われました。

 

じゃああなたは、5年後の不確かな未来のために、いまを捨てるの?

 

手も頭も動かさず、ムダな下積みで時間を浪費するの? それで目標に近づけるの?

 

わたしは、多くの人が長いスパンで人生を考えていることに驚きます。そういう人たちは、10年後や20年後の話ばかりして、「いま」の話はしないんです。

 

いま。なにをやりたいか。いま、なにができるのか。これが一番大切なのに。

 

紀里谷 いいですか? 自分の家族が殺されると思ったら、何でもできない? 何でも、逆に、しませんか?(略)

「お金持ちの人にどうやって繋がるか」なんて考えればいいじゃないですか。そのために俺は手段を選ばない。だから「何かを教えて貰おう」とか「何か近道があるんじゃないか」とか、ないよね。(略)

自分の話だと、写真家になって。写真家でトップクラスになりました。PV撮りたいと思った。ツテがない。どうしていいかもわからない。やり方すらわからない。でも俺は単純に、やろうと思った。(略)

で、知り合いのレコード会社行って、「お金いらない、ギャラも製作費もいりません。だからお宅のバンドを1日貸して下さい」と言って借りたのがTHE BACK HORNだったわけね。今では有名になったBACK HORN。

彼らのPVを本当にホームビデオで撮って、Final Cutの1.0っていうのがありました、その当時。それを使って編集しました。編集のやり方もさっぱりわからない。でも勉強すりゃいいじゃん。説明書読んだもん、俺。

それでつくった。それで出した。今から見たら散々な出来かもしれない。
でも出したら、そこの社長が「いいじゃん」って言って「50万あげるよ」って、50万貰った。「次のやつも撮ってきてよ」って言われて、「わかった」って言って、今度はその16ミリ使って、全部突っ込んで、16ミリで出しました。

(社長が)「おー、すごいじゃん」って言って次数百万くれた。今度は「セットつくれるじゃん」って言ってセットつくってやりました。そうこうしているうちに、それを聞いた宇多田照實さんが「うちのPVもやってよ」って言ってくれた。

 

ここで、「すごいなぁ」と思いそうになったんですが、そう思ったら負けなんだと思います。

「だよなぁ、それくらいやるべきだよ」と思えないのなら、それは本気じゃないってことです。

 

わたしが「ライターになる!」と決めたとき、学校の作文以外たいして文章を書いたこともなくて、「これじゃあかん」とすぐにブログをはじめました。

いくつものサイトに「記事を書かせてください」とメールしたけど、実績もなくて断られてばっかりでした。

 

それでも、「じゃあ1記事書いてみて」と言ってくれたサイトがあって、いまでもずっと執筆させてもらっています。

 

無名なら、自分で自分を売り込むしかありません。

たしかに5年待ったらツテができるかもしれませんね。で、お友達にお仕事めぐんでもらうの? わたしなら、そんなことのために5年使いたくないね。それを、いまやりたい。

 

紀里谷監督のインタビュー記事を読んでいると、手を止める少しの時間ももったいなく感じられます。焦る、というより、突き動かされます。

これが本気でやって成功した人の熱量なんですね。

 

紀里谷監督の「本気」

紀里谷監督の締めがとてもよかったので、最後に紹介します。

 

俺は本当、写真撮れるんだったら死んでもいいと思った、本当に。死んでもいい、そのためだったら。今でも思ってる。俺、明日死んでも全然OK。本当にそう思ってる。
全然死んでもいい。いつでも差し出します。そのためだったら。そうなればさ、もうリスクとか、どうでもいいよね。 

 

ネットで「新卒フリーランスは失敗する」と言っている人たちは、覚悟がないんでしょう。自分の人生をなにかに賭ける覚悟。本気になって砕けてもいい、と思える覚悟。

それがないから、「とりあえず」なんて言ってられるんです。

 

「とりあえず勉強してから」「とりあえずお金を貯めてから」なんて言ってたら、どんどんチャンスを逃していくだけです。もったいないし、すごくムダな安定志向。

 

なににも挑戦せず、だれかから仕事をもらって、だれかから給料もらって、特に情熱を傾けるものもなく、安定した生活を送りたい人もいるでしょう。

それはそれでいいんです。あなたの人生だもん。

 

でも、なにかに挑戦したいなら、いまこの瞬間に動かなきゃダメ。明日になったら、今日のチャンスを逃すことになる。リスクなんて言ってたら、5年後も同じ理由で動かない。そんな人間が、なにかに本気でぶつかれるわけがない。

 

「がんばろう!」とは思っていたけど、もっともっとできることがあるはず。そんな気持ちにさせられました。

 

わたしは本気だから、それに見合う行動を起こさないとただの夢を語るおっさんですね。それはイヤだ。

 

「キャパオーバーにならないように」って執筆先をさがすのをゆっくりやってたんだけど、もう返事待たずにドンドン連絡とります。ドンドン記事書きます。ドンドン発信します。

 

俄然やる気になってきた!

 

紀里谷監督から発せられる、圧倒的な「本気」という熱量に感化されました。今後立ち止まりそうになったとき、このインタビュー記事を何度も読み返そうと思います。

 

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▼インタビュー元記事

logmi.jp