ドイツ就職活動のいろは!フリーランス・就労ビザ情報も

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ドイツに移住して仕事をしたい!という方から質問をいただくことが多いので、すべてまとめました。ドイツの就職活動の方法やビザ手続きなど、わたしが知っていることを書いています。

 

会社によって対応がちがいますし、外国人局によってビザ手続きが変わりますので、あくまで「参考」として読んでいただければと思います。

 

ドイツでの就職活動

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ドイツでの就職活動は、日本とは大きく異なります。というか日本が特殊です。わたしは結局フリーランスになりましたが、就職活動もしたのでその経験を踏まえて書いていきます。

 

就活期間がないドイツで仕事を探す

ドイツには新卒採用がないので、就活期間というものもありません。学生は卒業が決まり、働けるタイミングになったら就職活動をはじめます。

インターネットなどで求人を探す、もしくは働きたい会社に直接コンタクトをとるのが一般的です。

 

ドイツでは年度がかわるのは10月ですが、10月に新入社員が全員働き始めるわけではありません。そもそも即戦力になってから就職するわけですから、日本ほどの研修は必要ないですしね。

 

その時必要なのが、履歴書とAnschreibungです。Anschreibungはエントリーシートのようなもので、志望動機や経歴、なにができるか、長所短所などをかんたんにまとめます。それが気に入られたら面接に呼ばれます。

 

ドイツの就活で大切なこと

ドイツの就活で大切なのは、「なにができるか」です。日本は「仕事は会社で覚える」ことを前提にしたポテンシャル採用ですが、ドイツでは「知識・技術を習得してから仕事に就く」ことが一般的です。

 

なので、「サークル長でした!」とかはなんの価値もありません。銀行で働きたいのなら、それに応じた専門知識が必要です。経験があればなおよし。

 

ドイツで就活をするのなら、すでになにかの分野で特化型になっている必要があります。「大学で○○について専門的に勉強した」「○○でインターンシップをした」など、実践的なアピールが求められます。わたしはこれがなかったのでうまくいきませんでした……。

 

ドイツでは採用が決まってから部署が決まることはまずありません。最初から特定の部署に応募することとなります。即戦力アピールできるように準備しましょう。

 

専門・Ausbildungはなんですか?

ドイツでの就活で戸惑うのは、「Ausbildung」という存在です。専門学校に行きながら働く、ドイツの職業教育システムです。

ドイツでは大学に行かない場合、多くの人がAusbildungで数年間、実務的な勉強・研修をします。その修了書によって「わたしは即戦力になります」とアピールするのです。

 

大学でも本格的に専門知識を学ぶので、「日本の大学で経済を勉強していました」と言うと、「経済に関する基礎知識はもちろん、関心のある特定分野に関しては超くわしい」と理解されます。

 

アピールしようとして「日本の簿記○級を持っています」などと言ってしまうと、「じゃあこれお願い」と本格的な仕事を投げられます。日本のように、会社が手取り足取り教えることはありません。

 

なので就活の時点で、なにかしらの分野に精通している必要があります。サービス業などではまたちがいますが、その場合は「経営を学びました」「心理学の資格を持っています」とかってアピールが有利になります。

 

Ausbildungも大学卒業もしていないとなると、ドイツでは就ける職種が限られます。

 

 

 

ドイツ流の面接「給料はいくらほしい?」

ここは会社によってかなり変わるんですが、わたしが経験した面接は1対1、もしくは相手が複数。人事と直接の上司になる人、部署全体の責任者でした。

 

そのとき、「いつから働けるか」「雇用条件」などについての話になります。で、給料の話になることも多いです。「いくらほしいですか」と。

 

日本人は、「働かせてもらえれば……」みたいに言いたくなりますが、ドイツでそれはタブーです。雇用は契約ですから。その業種の平均給与を調べて、「だいたいこれくらいで考えています」とはっきり言いましょう。

 

ちなみに「家族に病人はいるか」「結婚の予定はあるか」「だれと暮らしているか」のどのプライベートな質問は、「答えたくありません」でもOKです。友達から何度も、「そういう質問はイヤだったら答えなくてもいい。それで不利益になったら会社に連絡してもう一度面接してもらえ」とアドバイスを受けました。

 

ドイツで働くためのビザ

海外で働くとき、気になるのはビザです。ビザは担当者のさじ加減なのでたしかなことは言えませんが、あくまで参考までに。ワーホリは「就職する」ことを考えると少しちがうので、割愛しています。

 

就活ビザなるものもある

知らなかったんですが、就活ビザというものがあるそうです。ブルーカードと呼ばれるものです。

 

具体的な就職の可能性を提示できなくても、求職活動のためのビザを申請できるようになります。このビザが発給されると、ドイツでの求職活動のために最長6ヶ月まで滞在が認められます。このほかにも、起業家、大学生、職業研修生などを対象とした、さらなる緩和措置があります。

ドイツ大使館 ドイツ総領事館 - EUブルーカード

 

ある程度即戦力になる、将来のビジョンを持っている人じゃないと厳しいかもしれません。そうじゃないと取得が簡単すぎるので、悪用されやすくなりますからね。日本、もしくはドイツの大学を卒業している人は視野に入れるといいでしょう。

 

 

 

就労ビザは会社次第

フルタイムで働くとなると、必要なのは就労ビザです。ここで問題なのは、「会社が就労ビザのサポートをしてくれるか」「就労許可がある人だけを採用するか」です。面接のときにちゃんと確認しておきましょう。

 

会社が就労ビザのサポートをしてくれる場合

大きな会社や外国人を多く雇っている場合、会社が「この人を雇いますから滞在許可を出してください」といった内容の必要書類を用意してくれます。それを提出して、就労ビザを取得します。一見楽そうですが、これもまた厄介なことになることもあるそうです。

 

友人Aは、会社が「外国人を採用したことがないのでよくわからない」と言うので、自腹で社労士(?)を雇って書類をそろえました。友人Bは、本社からの返事がなかなかもらえませんでした。結果、ワーホリビザが切れるまでに書類が間に合わず、外国人局に駆け込みました。3ヶ月の延長滞在が認められたようですが。

 

会社に書類書いてもらうだけ!と思われがちですが、会社がそういう手続きに慣れているとは限りません。かなり時間がかかることを覚悟して、自分でほとんど準備するつもりで臨むことをおススメします。

 

就労許可がある人だけを採用

募集要項に、「就労許可がある人のみ」と書かれている場合もあります。それは、「会社がサポートしなくても働く許可がある人」という意味です。永住ビザで就労ビザが必要ない人、ワーホリなどで正規雇用されても問題がない人ということです。

 

会社の規模などによっては就労ビザを申請できない場合もありますし、会社としては「面倒がかからない人を採用したい」ということでしょう。

が、ぶっちゃけそういう人は少ないと思います。ワーホリは最大1年ですし。この条件がついている場合は応募は厳しいと思ったほうがいいですね。

 

フリーランスビザもある

わたしが現在申請中なのが、フリーランスビザです。特定の会社との雇用契約がなくとも、生活できる収入があれば認められます。わたしの場合は寄稿先メディアから一筆いただいて「不定期に仕事を依頼している」という書類を何枚か提出、クラウドワークスなどの定期的な収入、ブログのアクセス数や収益などを全部提出しました。

 

その際、ドイツのフリーランス保険に加入している証明書、賃貸契約書などを求められました。これは州によってかなりちがうようです。が、雰囲気的に「ドイツ人の仕事を邪魔しません。日本人であることをいかして十分な収益を得ています」と言えばそこまで厳しくないようです。担当者によりますが。

 

フリーランスになると、税務署や保険、年金手続きなども全部自力でやることになります。それはフリーランスビザが下りてからまた書きます。

 

ドイツで仕事をするときに押さえておくポイント

まとめます。

 

就職活動のときに大切なのは、「専門知識と実績」です。そのためにドイツの大学を出るのも手ですし、日本の大学を出ていてもAusbildungすることをおススメします。ある程度語学力があっても、いきなり仕事は結構きついので。

 

ビザに関しては、面接時にしっかりと確認しましょう。外国人局に問い合わせ、必要なものなどを確認しておくことも大切です。

よく「どのビザで滞在していますか」って聞かれるけど、わたしがフリーランスビザを取得できてもできなくても、あなたのビザとは関係ないですからね。担当者に確認するのが一番です。

 

ドイツでの仕事は日本とちがって戸惑うこともあると思いますが、「とりあえずやってみる」精神でどんどん挑戦してみてくださいねー!

 

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