キャラ売りの限界。わたしは地に足がついた大人になりたい

スポンサーリンク

若いってすばらしいなーって思います。若い人ががんばってるから応援する、若いんだから失敗しても大丈夫……。

「若い」ことを理由になめられたり下に見られることもありますが、物分りのいい年上の人はたいてい、若い人たちを応援してくれます。そうじゃないと世の中が元気なくなっちゃうからね。

 

でもそうやって「若いから」って理由で注目してもらえるのって、20代で終わりだよなーとも思うんですね。

20代も半ばをすぎたいま、ちゃんと地に足がついた大人にならなければ!と焦ってます。

 

新しい生き方を啓蒙するキャラ売りの若者たち

f:id:amamiya9901:20180204181220j:plain

最近、まぁわたしも含めてですけど、「新しい生き方」「人生の選択肢」を提案する若者が増えていますよね。

「ネットを使った生き方の開拓時代」って感じでしょうか。

 

でも、中身が伴わず個人のキャラクターで注目してもらうキャラ売りは、20代が限界だと思います。

 

キャラ売りは「名前」でカネを稼いでる

キャラ売りっていうのは、要は「知名度でお金を稼いでいる人」のことです。「なにしてるかよくわかんないけどなんか有名」タイプ。ブロガーに多いですね。

以前にもキャラ売りの人について書いてたので、自分の記事を引用しときます。

 

キャラ押し系はその人個人に対して仕事をもらっているので、「本来なら報酬が発生しないのに自分の魅力によって仕事を作り出した」と勘違いしやすいのだと思います。

で、固定ファンを増やし知名度を上げるために過激な発言をしたり煽ったり、いかに優雅でストレスのない生活をしているかをアピールするようになる……という感じ。

キャラ押し系の人は目立ってナンボってところがありますから、求心力を高めるために「俺みたく生きよう」と言うわけです。

出典:「好きなことを仕事にする」を誤解していないか?

 

裏を返せば、キャラ売りの人は匿名になった瞬間稼げなくなります

堀江貴文さんが山田太郎に改名したとしても優れたサービスを開発するでしょうし、宮部みゆきさんがちがうPNで小説を発表してもきっと多くの人に読まれるでしょう。

 

でもキャラ売りの人は、そうじゃない。名前が出ないような仕事はもらえない。その人の名前に集客力があるんだから当然です。

 

5年後も同じように稼げるか?キャラ売りの限界

キャラで売っていくのが悪いとは思いません。それだけ人を惹きつける個性があるってことだからね。

でも最近、「キャラだけで売れる」のは20代が限界だろうな~って思うんです。

 

20代の若者が「仕事辞めよう!ブログやろう!自分らしく生きよう!」って言ってたらまぁカワイイもんですけど、35歳(既婚者・子持ち)が「仕事辞めよう!ブログやろう!自分らしく生きよう!」って言ってたらちょっと心配になります。

職歴もひどいことになるしね……。

 

若ければ同年代が応援してくれるけど、いま応援してくれる人が30歳、40歳になったとき、いまと同じように熱心に応援してくれるか?って話です。

 

30歳、40歳になってもなお中身のない勢いだけのオピニオンしか発信できなければ、飽きられますし、薄っぺらいと思われてファンが離れていくでしょう。

どこぞの作家様じゃないけど、40歳になっても「かわいくおごられる方法」「童貞イジリ」をコンテンツにしてたら、かなり痛々しいですからね。

 

中身が空っぽな「大人」にはなりたくない

わたしは最近、「気づいたらただ年をとってた」状況になるんじゃないかと毎日震えてます。

 

「ドイツ在住のフリーライター」なんて、ドイツに引越して自称すればだれでもなれちゃうんですよ。

日本に帰国したら「ドイツ在住」じゃなくなるし、フリーライターなんてピンからキリだし。

 

このままじゃ薄っぺらい30歳、40歳になってしまう……と思うと、焦るんです。そりゃそうだよね、ドイツで挫折しまくってなにかを成し遂げたわけじゃないから。

 

「この人はこれができる人」って認識してもらえるような、しっかり一歩一歩積み重ねてきたような、そんな大人になりたいんです。まぁ自分もいい大人の年齢にはなってるけど。

 

「若い人」という免罪符がなくなっても、「魅力的」な人間になりたいんです。

 

地に足がついた大人になりたい

じゃあどうするべきなの?って言ったら、やっぱり「肩書きを得る」が一番だと思うんですよね。

いや、肩書きってのはちがうか。「なにやってる人かわかるキャッチコピー」が近いかな。

 

キャラ売りしてる人って、代表作がないんですよね。なにをしている人なのかが一言で表せない。表せたとしても「20代だから通用するもの」が多い。

自称する自己満足の肩書きじゃなくて、自他共に認める「○○してる人」。そういう人になりたい。

 

わたしはドイツ在住のフリーライターだけど、ぶっちゃけ「だからなに?」って話じゃないですか。

20代ならそれでもいいと思います。20代の女がドイツから発信する。うん、なんかおもしろそう。

でも30代、40代になったら?中身がいまのままなら、見向きもされないでしょう。

 

だからわたしは、勉強する!

 

いままではとにかく「生活するために稼がなきゃ」っていっぱいいっぱいでした。バセドウ病が発覚して1年半、体調の波もありました。

でも3月で彼が大学を卒業してフルタイムで働くので、生活に余裕ができます。自分の体との付き合い方もわかってきました。

 

今年はドイツ語をもっと勉強して、ドイツ語でも勉強して、翻訳のお仕事をいただけるようになります。で、ドイツ語でも発信していきます。

 

イマサラ感あるけど、「20代でドイツ語をマスターしてこういう勉強しました」って言える、中身のある自分になって30代を迎えたい!!

 

っていう宣言でした。

 

おすすめ関連記事

出来ない自分に絶望して逃げ出したけど、もう一度挑戦することに決めた

「好きなことを仕事にする」を誤解していないか?