雨宮の迷走ニュース

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「海外なんて行けばどうにかなる」論は正しいのか

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「海外なんて行けばどうにかなるよ!まずは第一歩踏み出そう!」といった、投げっぱなしアドバイスをよく見かけます。

実際のところ「海外なんて行けばどうにかなる」のかどうか、海外移住者のひとりとして考えてみました。

 

「海外なんて行けばどうにかなる」の大前提

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たしかに、海外なんて行けばどうにかなります。というのも、移住先には99.99%の確率で現地人が住んでいます。アマゾンの奥地とか行かない限りね。

つまり、人間が生きていける環境があるわけです。そういう意味では、どうにかなります。

 

でも多くの人が考えているのは、ある程度生活水準が保証されているうえで、ある程度快適な海外暮らしでしょう。

そのレベルを求めている人に「海外なんて行けばどうにかなるのか」と聞かれたら、「3つの条件をクリアしている場合に限る」と答えます。

 

「どうにかなる」レベルで満足する

大事なことなんですが、意外と見逃されていること。自分が「どうにかなる」レベルで満足できるかどうかです。

 

「仕事が全然見つからなくて半年極貧生活だったけど、どうにか仕事を見つけて暮らせてるよ」

「言葉がまったくわからなくて現地の友達なんていないけど、小銭を稼いでなんとか生きてるよ」

このレベルで、あなたは満足できますか?って話です。

 

「どうにかなる」というのは、「最低限生きていける」「どうにかこうにか危機を乗り切った」って意味であって、「順風満帆」ということではありません。

海外生活に期待している人は、「どうにかなる」レベルだとがっかりすると思います。

 

甘える自分を許せるのか?

「行けばどうにかなる」と言っている人は多くの場合、他人の好意に甘えまくっています。そうじゃなきゃ生きていけないレベルで海外に来たんだから、当然の成り行きです。

 

言語ができなければ、ゆっくり話してくれて、こっちが理解できなくても笑って許してくれる人としか仲良くできません。

仕事だって現地人ほどはできないでしょうから、みんなに迷惑をかけるでしょう。まわりがそれを許してくれなきゃ、働き続けられません。

 

他人に迷惑をかけずに一人でがんばってきたぜ!という人は、それなりの準備(根回しや語学力習得)があったはずです。

 

つまり、「どうにかなる」レベルでは、まわりに迷惑をかける状況が多発します。それ自体が悪いわけではないけど、それを自分が許せるかどうかは人によってちがいます。うまく甘えられるかどうかも大事ですね。

 

できない自分を受け入れる

もうひとつ大事なのが、できない自分をどれだけ許容できるか、です。

 

たしかに海外なんて、行っちゃえばどうにかなります。お金さえあれば餓死することはないでしょう。

だから「とりあえず海外へ行ってみよう」という気持ちも、ある意味では正しいし、大事です。

 

でも相応の準備をせずに飛び出せば、現地では苦労します。周到な準備をしててもいろんな壁にぶつかりますから、準備をしていなければ苦労する確率は上がります。

そこで折れずに、「まーどうにかなるっしょ!」と思えるかどうか。

 

ちなみにわたしは出来ない自分は許せない派なので、超慎重に準備しました。語学を勉強して自分でいろいろと調べて動きました。

 

「どうにかなる」と言えるのは、細かいことを気にせずウジウジ悩まず、他人にちゃんと甘えられる人限定だと思います。言語とはちがった意味でのコミュ力勝負ですね。

 

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海外でどうにかならなかった人だっている

「どうにかなった」人の声が大きいけど、ぶっちゃけどうにもならなかった人も結構います。

 

ドイツで家の契約がちゃんと出てなくてホテル暮らしをしていた友人。カネがなくて帰国せざるをえなかった友人。ビザ更新できずに退去した友人。損害賠償保険に入っておらず借金を抱えた友人。

 

「どうにかなった人」が「どうにかなるよ」って言うから惑わされますが、事実どうにもならずに帰国した人だって、ふつーにいます

 

いろいろなリスクを理解して、それでもとにかく海外に行きたくて、現地での苦労も笑って受け入れられるような、そういう人なら「海外なんて行けばどうにかなる」

長期滞在を予定していて、現地ではある程度快適で問題のない生活を送りたい、ちゃんとした目的がある、という人なら「甘いこと言わずに準備しとけ」に尽きます。

 

準備をしないメリットはない

「いつか海外に行きたい」と言いつつ結局やらないパターンの人はたくさんいます。そういう人は、「行けばどうにかなるよ!」というアドバイスでケツを叩いてもらう必要があるのかもしれません。

 

でもちゃんと計画を立てて、長期計画で準備するのは大事なことです。

何事もすぐに行動に移せばいいわけじゃないです。思い立ったが吉日って言うけど、急いでは事を仕損じるとも言いますからね。準備をしないことに、メリットはありません

 

「完璧に準備した」と思ってもいろいろトラブルが起こりやすいのが海外生活です。だったら、考えうる準備はしておく方がいいです。

 

言語学習や部屋の確保、ビザ手続き、大学や就職の情報集め、役所とのコンタクト。

どれも現地で「どうにかなる」可能性もありますが、「どうにかならなかった」場合には詰むヤツです。

 

たしかにある程度はどうにかなるけど、無用なトラブルを避けるためにはやっぱりちゃんと準備はしておいた方がいいと思う雨宮でした。

 

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