「日本を批判するなら出て行け」と言う人への熱い批判

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わたしの寄稿記事は、自分でも驚くほど多くの方に読んでいただきました。うれしい限りです。

で、自分の意見を書いているので、もちろん賛否両論です。むしろそうじゃなきゃダメですね。賛成意見はうれしいですし、反対意見も参考になります。

あ、でも自分の意見の押しつけ感が強かったのは素直に反省しております。

とはいえ、納得できないものがひとつだけありました。それは、「日本を否定するなら、日本から出て行け」と言う人たち。

まぁさらしあげるつもりはありませんが、その意見を聞いて思ったことを。あ、別になんとも思っていませんし、そんなに多くなかった、というか相当少数でしたからね。当てつけに書いた記事ではありません。

 

批判に批判をする人を批判するよ!

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記事では、かなり日本をこき下ろしています。 日本批判です。

就活については、日本はマジで終わってると思ってます。そもそもリクルートスーツなんてのがセンスないし、履歴書が手書きな時点でもうね。

まぁわたしはそう思うわけですけど、そう思わない人ももちろんいるわけです。それに関しては、どうとも思いません。よそはよそ、うちはうち。それだけ。参考になるものは参考にします。

 

ちゃんと記事を読んでからにしてほしい

でもさぁ、こういうリアクションをちょこちょこ見たんだよねぇ。
「そんなに日本が嫌なら出ていけよ!」っていうコメント。

びっくりだよ、こんな小物発言する人がいるってことに。


出て行ったけど?


日本で就活、就職が嫌で出て行ったんですけど? これで満足っすか?

そもそも、「批判するから出て行け」なんて、「テレビがつまらないと言うなら見るな」ってレベルでセンスがないね。批判に傾ける耳がない人ってかわいそうです。


何を書くかも自由で、批判するのも自由。
で、何かを否定したらそれを切り捨てなきゃいけないとか(日本を否定するなら出て行け)、考えが終わりすぎて哀れに思うよ……。

しかもそういう人で、わたしのツイッターに直接書いてきた人はいません。みんな記事のリツイートだったので、むしろ拡散ありがとうございますって感じです。

 

心が狭く、視野も狭い

わたしは日本の就活が嫌だから出て行った。で、ドイツに来た。
イケダハヤトさんは東京が嫌だから出て行った。で、高知に行った。

嫌だったから出て行ったわけですが、批判するから出て行けって発想、やばいですよね。え、何がやばいかって?

そりゃもう「心の狭さ」ですよ。

 

10人いたら考え方は10通り。Aというテーマで、1人が批判したとする。その人は出て行くべきらしいので、出て行く。
Bというテーマで、2人が批判したとする。その人たちも出て行くべきなので、出て行く。
そしてCというテーマで……(略)

うーん、たとえてみても頭が悪いなぁ。


以前書きましたが、寄稿したときはブログ立ち上げて1ヶ月で、たしかにもう少し慎重に言葉を選ぶべきだという反省はしました。事実そうだし。

でも、「お前の言い方ムカつくから、日本批判するなら出て行け」っていうのはおかしいですよ。


事実わたしは出て行ったし(いま一時帰国中だけどね!)、その理論で言うなら、「わたしを批判するなら出て行け」って話になりますよね。やっぱりちょっとずれています。

 

 

 

向上心のない者は、ばかだ

夏目漱石から言葉を借りました。日本の文豪の言語センスはすばらしいですね。「月がきれいですね」なんて口説かれたら普通に好きになりますよ。

 

良い批判は糧になる

で、批判っていうのは、人を成長させてくれるんですよ。
「いいねーすごいねーかわいいねー」って言われても、満足するしうれしいけど、成長はしませんよね。やる気につながることはありますが。

ですが悪いところを「ちゃんと」指摘してくれれば、「なるほど、ここを直そう」とレベルアップできます。


わたしの場合まだ駆け出しで、ちゃんと的を得ている批判をいただくのがはじめてで、それはもう拝む勢いでありがたいと思いましたよ。だって自分じゃ気づけないもん。


批判は「ちゃんとしたもの」であれば参考になるし、聞き入れないとしても「こういう意見があるのだ」と学ぶことはできます。


で? なんだって?
批判するなら出て行け? だから出て行ったってば。記事下の経歴くらい読もうね? ね?

じゃあ聞くけどさ、批判ってそんなに悪いことなの? 「出て行け!」って糾弾する方がよっぽど生産性ないよね。

 

批判に慣れない日本

日本って、議論する機会が少なすぎるんです。だから反対意見=協調性がない、みたいに思われる。

とか言うと、「最近は違う」とか言われるかもしれませんが、反対意見=悪みたいな風潮は絶対にありますよ。それがかっこいいから反対する、という奇特な人もいるみたいですが。

まぁアンチ、というほどのコメントをいただかなかったのは運が良かったんでしょう。
ですがほかの方を見ていても、何かに批判的な人は、やっぱり敵が多いですね。イケハヤさんがそれです。


みんな一緒が美徳とされている日本だと、尖っている人ははじかれます。都合が悪いんでしょうし、言いたいことを言う人自体に嫌悪感がある人もいるようです。

ですがそれだと、仲良しこよししかできないので、お互い切磋琢磨にはなりませんよね。


批判を悪いことだと思っている人は、他人に同調することしかできません。人生楽しそうですねぇ(棒読み

そしてそういう人たちは、批判された途端怒り狂って「出て行け!」なんて生産性のないことを言うんでしょう。

で、自分が何か不満をもらして、他人に「じゃあ辞めたら?」って言われたら、「だってさぁ」と理由をつけて現状維持に努めるんでしょうね。やっぱり生産性がないです。

まぁなんとも思わないけどね?

こんなこと言ったらまたいちゃもんつけられるのかもなぁ。そんな知名度ないからいいかぁ。


実際、そういうコメントは、なんとも思いません。ほら、道ばたの石ころが角張ってても、気にしないじゃないですか。そんなものです。

だから、批判するときは、建設的でわたしの反省をうながせるようなもの、もしくは自分はこういう理由でこう思う、という参考になれるものをぜひお願いします!


批判を受け入れられない、というのは成長の機会を投げ捨てるようなものです。


批判するから出て行け!という考えをしていては、あなたには迎合する、もしくは投げ捨てるかのどちらかしか選択肢が残らなくなります。

でもさ、そうじゃないでしょ? 言ってるだけなんでしょ?

すげームダだからやめなよ☆ やめなくてもいいけど、相手にされないよ☆ 自分が気に入らない者を閉め出し続けて生産性のない迎合ライフを楽しんでね☆


なので、そんな人へオサレ師匠の圧倒的なオサレな言葉を贈ります。

「あまり強い言葉を使うなよ 弱く見えるぞ」


ん~オサレ!