若い女が一人で寄席に行った。テレビがつまらないなら落語行け!

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24歳のわたしが、ひとりで寄席に行ってみました。最高に楽しくて、もはや「なんでこんなに面白い娯楽を知らなかったんだろう」と落ち込むレベルでした。

 

多くの若い人、女性もぜひ一度寄席に行ってほしいです。どれだけおもしろいかは、やっぱり聞かないとわかりませんからね。

 

寄席で聞く落語は最高の娯楽

娯楽っていうと、なにを思い浮かべますか? やっぱりネット? ゲーム? ショッピング? 落語でしょ!!

落語というと、笑点を思い浮かべる人が多いんじゃないかと思います。ですがあれは、「大喜利」です。
 
落語は、話芸です。滑稽談や人情物、廓話など、ハンパない数のネタがあります。それを語り継いで、時には生み出して、解釈を変えて、お客さんを笑わせて、時には泣かすために披露されます。一番有名なのはたぶん、「寿限無」。あれも落語なんですねぇ。

わたしが行ったのは、横浜にぎわい座。桂歌丸さんのパネルがお出迎えしてくれました。

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「はじめては一流を」というのが我が家の家訓なので、桂歌丸さん、ナイツが出る公演を見に行きました。

小難しくてわからなかったら途中で帰ろう、と思ってたんですが、「こんなに笑ったの何年振り!?」と思うくらい笑い転げました。
 
歌丸さん(師匠と呼ぶのもなんだか変なので)は、「公私ともにわたしに逆らった者は早死にしますからね」などと言って笑わせてくれました。

漫才コンビのナイツのことを、「あんまりおもしろくないなぁ」と思ってたんです。でもね、寄席では全然ちがいました。完全にその場を支配していました。いや、何やってもおもしろい。本当に何度も爆笑しました。ああいうのがプロなんだなぁ、と。

寄席っていうのは狭い空間なわけで、一体感が生まれます。一緒に笑って、一緒に楽しむ、みたいな。

「ここはおめぇみてぇな若ぇ女が来るとこじゃねぇんだよ!」とか言われたらどうしよう……と結構緊張していたんですが、むしろ「落語好きなの? めずらしいねぇ」と喜んでくださる方がいて、暖かい場所だなぁと思いました。

飲食も可なので、リラックスしたムードで、「ただ笑いに行こう」というノリで行けちゃいます。実際行ってみると、ハードルなんてものはなにもなくて、めっちゃくつろいで笑ってました。

もっと早く魅力に気づいてれば通えたのに……!
 
 

 

寄席はビギナーでも落語を楽しめる

わたしは、落語のことなんてなーんにも知りませんでした。落語は多くの場合江戸が舞台なので、知らない単語とか、よくわからないなぁ、というオチもありました。


でも内容自体は結構カンタン。そもそも娯楽ですからね。もっと小難しいのかと構えていたんで、ほっとしました。


古い言葉は、「今の言葉で言うとね」とおもしろおかしい注釈が入ったり、「その当時の生活っていうのは」とトリビア的な講釈もあったり。そういったところでも、落語家さんの味が出たりします。

 

バカみたいに笑った、楽しい一日でした。

 

若い人も一人で気軽に寄席に行ってみて!

最近、「ばかばかしいことを楽しむ」っていう機会がなかなかなかったんです。最近笑ってないなぁ、肩の力が入ってるなぁ、何も考えず楽しいことしたいなぁ、なんて時に、寄席はぴったり。


毎日やってるし、基本的にいつでも当日券で入れます。ふらりと笑いに行くに絶好ですね。

 

身近なものではないので、「笑いたいから寄席に行く」というのに違和感がある人もいるかもしれません。でも、テレビをだらだら見てるより笑えるのは確実だし、たまにほろりとくるような人情話なんかもあったりします。

 

ユーモアたっぷり、粋なショーです。「最近楽しいことがない」とか言ってる若者にこそ楽しんで欲しいです。

歌舞伎とかをイメージしてるとハードルが高く感じられますが、少なくとも寄席は「ふらり」と行ける場所です。

 

飲食可。お酒とおつまみを持って、気楽に笑ってリフレッシュしましょう。若い人にもぜひ、落語に興味を持ってもらいたいなーと思った雨宮でした。

 

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