月曜日の朝。憂うつな気分で仕事に向かう人も多いでしょう。
人間っていうのは、それぞれ能力がちがいます。1聞いて10覚える人もいれば、10聞いて1しか理解できない人間もいます。
仕事できないってつらい。
いやね、仕事ができないよーって嘆く記事じゃありません。そんなの誰も読みたくないよね。
そうじゃなくて、仕事ができないなりに、できるようになる方法を考えたんです。仕事ができないと生きていくのが辛いですからね。
わたしは、仕事ができない
堂々と大見出しで書くことでもないんですけどね。いやぁ情けないっす。
スペック的には結構いいものを持っているのに、仕事ができないヤツっていますよね。わたしがソレです。
立教卒の帰国子女なのに……。ドイツ語できるのに……。
仕事ができません。
仕事ができない理由を考える
というわけで、なぜわたしは仕事ができないのか、考えてみました。
昨日もバイトだったんだけど、「うわー自分マジで使えねぇ!」と思いましたからね、本当につらい。
なまじ勉強ができるぶん、「仕事もできるだろう」と思っていたんですが、まぁ使えない。自分でもびっくりします。
圧倒的な学習能力の低さ
まずはこれでしょう。学習能力がありえないほど低い。
理解力が低く、忘れっぽいという最悪なコンボです。一度聞いたことをもう一度聞いた上でまちがえる人のことを言います。正真正銘、ポンコツです。
圧倒的な視野の狭さ
仕事ができない人って、さがしものが下手なことが多いと思いますが、どうでしょう。それはなぜか。見ている世界が圧倒的に狭いからです。
キャベツをさがしていても、いつもと違う袋に入っていたら見つけられない。ちょっと奥まったところに置いてあったりしたら見つけられない。
そういう人間は注意力が低いので、まぎれもない役立たずです。わたしです……。
圧倒的な機転の利かなさ
学習能力が低い上、注意力も低く、さらに機転も利かない。
これが仕事ができない人間のわかりやすいダメポイントですね。大声ではいえませんが、わたしは全部満たしています(◉◞౪◟◉)
気が利かないわけじゃないんだけど、うまく機転を利かせて準備しておくだとか、マニュアルからはずれて融通を利かせるとかっていう兼ね合いがうまくできません。
結果、人に聞かなきゃ判断できず、鈍くさいうえにうっとおしい同僚になります。すいません。
仕事ができるようになる方法
学習能力、視野、機転。
この3つが仕事ができない理由なら、この3つをうまく使えるようになったら、仕事ができるようになるわけじゃないですか。
というわけで、さっそく改善策の提案です。
自分のマニュアルを作る
わたしはメモ魔なので、自分の学習能力の低さを、「自分マニュアル」でカバーすることにしました。
要は、教わったことをすべて書き出す方法です。
超古典的かつ、一番安心・安全です。効率は悪いかもしれませんが、仕事ができないなら、効率とかどうこうの前にミスをしないことが最重要です。
教わったことはトピックごとに小さいメモ帳1ページに書いて、ジャンルごとにまとめる。加筆は裏ページに書く。
家具屋で働いていたときは、商品知識+接客の方法など覚えることが多かったので、自分用のマニュアルを作りました。
始業から終業まで、何時になにをすべきなのか、というのを全部一覧にしました。
たしかに効率は悪いけど、なにかあったときにこれを見れば大丈夫! という安心感は大きかったです。
あと、メモするときに教えてくれた人の名前も書いていたので、わからないことがあったらその人に聞けば済みます。
同じ質問をしない+忘れないようにする+やり忘れを防ぐために、自分マニュアルで仕事を書き出してしまうのは、結構おすすめです。
落ち着いてまわりを観察する
仕事ができない人は、観察力も低いと思います。だからそそっかしかったり、ミスをしたりしてしまう。
ということは、物事をもっと注意深く観察するようになれば、仕事ができるようになるんじゃないでしょうか。
まず、落ち着くこと。これが一番大切です。ミスをするよりは時間がかかったほうがマシです。たいていの場合。
「今なにが必要で、なにができるのか」「優先事項はなにか」というのは、落ち着いてちょっと考えればわかることがほとんどです。
焦るとミスをするのは、誰でも同じです。だから焦らない。そしてまわりを「注意深く」観察する。気を配るか配らないかでは、大きくちがいます。
シミュレーションする
思うに、仕事ができない人は、「その後どうなるか」という想像力が欠けています。
たとえば明日取引先の人と会う。資料が必要。だから資料を作った。
これは間違いではありませんが、仕事ができる人だったら、「何を聞かれるか考えておこう」「この前話した内容を確認しておこう」と、さらに一歩進んだ準備をするんじゃないかと思います。
もっとわかりやすい例を考えると、たとえば棚の一番上にあるコップを取りたいとします。
で、仕事ができない人はがんばって背伸びして取ろうとする。実はコップの上にはさらにグラスが乗っかっていて、コップを取った瞬間それが落下、破損。
仕事ができる人は、時間がかかってもちゃんと台を持ってきてコップを取る。イメージで言えば、こんな感じ。
仕事ができるようになるためには、先手をうつことが大切ですよね。
ミスしそうな種をあらかじめ摘んでおく。後々楽をするために、あらかじめ準備をしておく。それができる人のやり方です。
だから、「次はどうなるか」と一歩先のことを考える癖をつけることができれば、小さなミスも減り、「気の効かないヤツ」という汚名を返上できるのではないでしょうか。
仕事ができなくても心配すんな!
仕事はできるに越したことはありません。できることならわたしだって、使えるヤツになりたい。みんなに「すげぇ!」って羨望のまなざしで見られたい。
でも、人には向き不向きがあります。出来ない人にやれって言ったって、どうにもならないわけです。仕事ができるようになるための努力や工夫は、した方がいいでしょう。
でも、自分が一番輝ける「適所」をさがすことに労力を使ったほうが、自分のタメになる気がします。
仕事がうまくいかないからといって落ち込むよりも、「どこなら自分が一番能力を発揮できるのか」をちゃんと突き詰めて考えたほうが、人生は豊かになるでしょう。
『日本を飛び出してみたけど、環境を変えたら人生が変わるわけではないよ』という記事を書いたとき、「環境のせいにしても人生は楽しくならない」と書きました。
「この仕事が悪いから俺の能力が発揮できない!」と考えるのは愚かですが、「自分の能力はちがう場所の方が発揮できるから、そういう環境に身を置こう」と考えるのは全然アリです。
言い方を変えただけのように聞こえますが、「なにかのせいにして自己正当化」しているのと、「自分の能力を測り、それを生かす」という考えでは、方向性がまったくちがいます。
だから、仕事ができないからって自分を責める必要は全然ありません。努力は大切だけど、自分の能力をしっかりと理解して、それを伸ばせばオールOK。
向いていないところで時間と精神力を削るより、自分の適所をさがせばいいと思います。
とはいえ、根本的な部分はどんな業種でも似たような感じだから、自分の悪いところはなくしていった方がいいけどね!!
結局会社勤めは諦めて、「自分が働きやすいのはフリーランスだ」と思ったので、わたしはフリーランスになりましたが。
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