セクハラの実例にドン引き。相変わらず女は下に見られてる

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新入社員歓迎会の季節。セクハラ問題がでてくる時期ですね。体を触るなんてのは言語道断ですが、一部の男性は、いまだに「女に酌してもらうのが当たり前」「女が料理取り分けるのが当たり前」だと思っています。

 

なぜ同じ会社に勤めているのに、男を持ち上げなきゃいけないんでしょう。女は男のなぐさみものですか?

 

男女が同じ職場で働くということ

昔は、女は寿退社がふつうだったので、お茶汲みやコピー取り、酒の席での接待が「女の仕事」でした。でも女性の社会進出が進んでいる現代で、「女をはべらす」っていうのは時代錯誤です。

 

女にちやほやされたいなら、そういうお店に行けばいいんですよ。お金だしてちやほやしてもらえばいいんです。権力使って社内の女で済ますとか、ケチくてダサいし、女にとってはいい迷惑です。

女性は所詮男たちのサポート、なぐさみものって考え方、いい加減なくならないかな

 

セクハラの実例!女が我慢すべき?

セクハラのほとんどが、女性視点での「不愉快かどうか」で判断されます。男性に悪気がなくとも、「セクハラ」と言われたらそれはセクハラになります。

 

そう言うと「男性は女性の機嫌をとらないとセクハラになる」と思われそうですが、セクハラっていうのは多くの場合、年上・地位が上の男性が、若い・地位が低い女性に対して行われます。

だからこそ、「弱い立場になりがちな若い女性を黙らせれば波風立たずに済む」と、被害が表面化しないのかもしれません。

 

唖然とするセクハラの実例

部長、その恋愛はセクハラです! という本の中では、なかなかアレな実例が取り上げられています。

 

とある大学教授がゼミの飲み会でパンツ一丁になってしまった。男子生徒は囃したて、女子生徒はキャーキモイと盛り上がる。

調子にのった教授はあろうことか、ある女子生徒にソファの上で馬乗りになってしまった。ショックを受けた女子生徒らは謝るように迫るが、教授は「お前らだって喜んでいた」「単位は大丈夫なのか」などと言う。結局裁判沙汰となり、停職1か月の懲戒処分になった。

なぜ部長は、勘違いしてセクハラをしてしまうのか

 

おっさんがパンツ一丁で馬乗りとか、どんだけトラウマになると思ってんだよ!

パンツ一丁で馬乗りって、強姦未遂じゃないですか? 「合意だ」って言うのも、権力ちらつかせて黙らせるのも、いかにもって感じですね。笑えません。

 

そして、こっちの実例もなかなかヤバイです。

 

 実際に起こったセクハラ事件で「相手の女性の方が積極的だった」と言う加害男性の証言を要約すると以下のようなものだ。

 “新入社員の彼女を取引先に同行したあと、暑いからちょっと休んでいこうと、名所である渓谷に向かった。そこで彼女は川辺に足をつけ「アー気持ちがいい」と楽しげ。さらにスカートを持ち上げた。これは性的なサインを送ってるな、と思った”

恋愛のつもりがセクハラと訴えられた! 男の「勘違いの構造」とは

 

いやいやいや、免疫なさすぎだろ……。

渓谷に行ったのに、女は素足を見せずに涼むなと? スカートぬれたらどうしてくれるんだ。新入社員からすれば、先輩が連れてきてくれたんだから楽しむに決まってるじゃん。

 

なにが怖いって、こんな無意識の行動で「合意の上だ」って言われることですよ。免疫なさすぎる女はめんどくさいけど、免疫なさすぎる男は怖すぎます。

 

女が我慢すれば丸く収まる?

多くの場合「悪意なく」セクハラをしてしまうようで、その後女性から訴えられて大慌て、なんてこともあるようです。

無意識に「こんなので嫌がるはずはないだろう」みたいに、女を見下しているのかもしれません。世代の差もあるのかな?

 

労働組合の委員長が社長に調査結果を問い合わせたところ、「一応のことはした。上司にも家庭があるから今回は我慢してくれ」というだけで、賞罰委員会も開催されませんでした。

女性社員はこの時点で退職し、その後、「会社は、行為者の養父が先々代社長であることに気を使い、会社の体面を重んじるため、事実解明をせずに、女性社員を不利に扱い、防止策、抑止策を講じなかった」ため退職に追い込まれた、として損害賠償を求めて訴えました。

セクハラは我慢して欲しい!?~社内事情でもみ消しを図った会社

 

この事例では、会社はなにも対応せず、「お互い納得して話は終わった」ともみ消しをはかったようです。

たしかにセクハラっていうのは女が訴えなきゃ犯罪になりませんよ。ストーカーだって同じ。でも、女にも権利があるんです。

 

「女が我慢すればいい」って言う人は、娘がストーカーにおびえて生活に支障をきたしても「我慢すればいい」って言うんだよな? 本気か?

 

女を下に見るからセクハラが起こる

すごくいい文章があったので、お借りします。本書っていうのは『部長、その恋愛はセクハラです! 』のことです。

 

いくら男性が「悪意はなかった」と言っても、相手が上司の女性や社長夫人だったらどうなのか? と本書は問う。

どんなに鈍感な男性でも、まさか上司の太ももを触ったりするだろうか。相手がどんなふうに受け取るかを考えて、言葉や態度を選び、配慮するはずだ。すなわち「相手の女性を軽く見る気持ち」があるから鈍感でいられるというのだ。

恋愛のつもりがセクハラと訴えられた! 男の「勘違いの構造」とは

 

これだ!!!!!!

学長の娘に馬乗りになります? 社長の娘にお酒作らせます? 上司の娘がセクハラだと騒いだらもみ消します?

 

結局のところ、「こいつ相手ならいいだろう」っていう軽視があるわけです。そうじゃなかったらやりませんよね。で、なんでなめてるかっていうと、「権力や社会的立場が自分より低い女性」だからですよね。理不尽です。

 

女だって権利もあれば感情だってあるんです。男性のかんちがいや性欲で遊ばれて良い存在じゃないんです。なんでそういうことすらわからないのか、不思議でしょうがないです。

 

酌をさせるだけでセクハラか、といわれれば必ずしもそうじゃありません。ですがそれを社長の奥さん、もしくは上司の娘さん相手に言うでしょうか。「言わない」のであれば、それはその他の女性を下に見ているセクハラです。

 

女性のみなさん。わたしたちにも、男性と戦える権利があります。自分の身は自分で守らないといけません。理不尽な女性軽視に負けちゃいけません。泣き寝入りなんてもってのほかです。

 

嫌ならば拒否し、拒否できない状況であればだれかに相談するなど、なにかしらのアクションをとれる世の中になっていってほしいと思います。

 

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