劣等感や後悔から脱却!一歩踏み出すために必要な考え方

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わたしは毎週月曜日、いただいたお悩みに、音声でお答えしています。昨日は、「高校時代にうまくいかなかったことを引きずっていて、前向きになれない」というお悩みにお答えしました。

 

後悔はだれでもするし、まわりを見れば劣等感を感じる。そういう経験、みんなりますよね。でもそんな思いから脱却して、一歩踏み出してみてほしいなぁと思います。

 

劣等感と後悔から脱却するために

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相談してくださった方は、「うまくいかなかった高校時代」への後悔と、「高校の同級生に対する劣等感」に引きずられ、前向きになれずにいる、とのことでした。

 

わたしも中学校時代は暗黒でしたし、ドイツに来て何度も挫折を経験しました。「あのときこうしてたら」という後悔もあるし、引きこもりニートだったとき、「まわりの友達はちゃんとしてるのに」という劣等感で押しつぶされそうでした。

 

それでも少しだけ前に進めたのは、自分への期待値が圧倒的に低かったからです。

 

↓ぜひこちらの音声を聞きながら読んでみてください↓

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できる自分とできない自分のギャップ

後悔や劣等感は、理想と現実に大きな差があるから生まれるものです。「本当だったらいまごろ、こうなっていたのに」とか、「わたしだってあっち側にいたはずなのに」みたいな。

 

思い描いている理想と現実がちがうから、つらい。すごくよくわかります。わたしも、ドイツではキラッキラな毎日を送る気満々でしたから。無理だったけど。

 

でもなんか、そういう考えって、ちょっとおこがましいんじゃないかとも思うようになりました。後悔や劣等感って、「自分はもっとすごいはずなのに!」って思うからこそじゃないですか。

 

期待に対して「うまくいかなかった過去」と、「まわりより劣っているように思える自分」がいるから、悩むんですよね。そういう時期を脱したわたしからすると、「自分に期待しすぎてたなぁ」と思うわけです。

 

やり直しても完璧な人生なんてない

後悔っていうのは、「もう一度あのときに戻れればもっとうまくやれるのに、なんで当時はやらなかったんだろう」っていう考えですよね。それも、おこがましいと思うんです。

 

やり直したって、思い描くような理想の人生にはならないんじゃないでしょうか。人にはそれ相応の能力があるんだから、過去に戻ったとしても、劇的にうまくいくわけじゃないと思います。

 

百歩譲ってうまくいっても、またちがう悩みが生まれるだけ。過去を都合よく修正したとしても、思い描いているほどには幸せにはならないと思います。バタフライ・エフェクトとかでもそうじゃないですか。そんなに都合よく人生進まないですよ。

 

だから、後悔なんていうのも、「もっとうまくやれた!」っていう自分への過信なんじゃないかと思います。もちろん気持ちはわかるんだけど、「ああしてれば」「こうしてたら」ってタラレバ話やっててもしょうがないです。

 

劣等感なんてただの逆恨み

劣等感も同じで、おこがましいと思うんです。ドイツで引きニートだったとき、まわりの友達がちゃんと働いていて、すっごい劣等感があったんです。「自分なにやってんだ……」みたいに。

 

でもさ、必死で就活して、朝から晩まで働いて、お客さんと上司に頭下げて、自分の時間を犠牲にして働いている人に対して、引きニートが劣等感感じるって、おこがましくないですか?って思うようになったんです。

 

「いいなぁ」って思う人はみんな、程度の差はあっても、苦労をして犠牲を払ってきているはずです。それを直視せず、勝手に「自分は下だ」って位置づけて、一方的に劣等感を感じる。なんかもう、ほとんど逆恨みですよね。

 

外的要因(家庭環境や病気)があったならともかく、劣等感なんてのは結局、自分に負い目があるから感じるものです。「みんな働いてるのに自分は自立できていない」「みんながんばって勉強したのに自分はしなかった」みたいな。

 

これって、単に自分の問題であって、本来が他人がどこでなにしてようと関係ないんですよ。

それでも、身近に羨望の対象がいるから、手っ取り早く比較して、「自分は劣ってる」って落ち込んじゃう。落ち込む前に、できること全部しました?って話です。

 

世の中には「できること」の芽がたくさんある

人間、だれでも「できること」はたくさんあります。わたしみたいに協調性がなくて、そのくせメンタルは弱くて、すぐ泣いて、自分は損したくない!みたいな利己的な人間でも、引きこもりながら何ヶ月か頭ひねってれば、「できること」がいくつか思い浮かびました。

 

通訳はできないけど、それなりにドイツ語が話せる。

ものすごいセンスがあるわけじゃないけど、小さいときから文章を書くのが好き。

絵は描けないけど、ポップみたいなの書くのが地味にうまい。

極めたものはなにもないけど、楽器はなぜか最初から結構吹ける、弾ける。

 

それぞれ、特に際立ったものではないんです。それでも、必死に自分のいいところ、できることを探したら、いくつかは思い浮かぶはずです。

 

むしろ、この世には腐るほどたくさんの生き方、働き方、幸せのかたちがあるのに、ただのひとつも自分にぴったりこないなんて理不尽だよ!!

 

自分にできることは、本当はたくさんあるんですよ。でも、理想の人生に対して「ああしてたら」っていう後悔に引きずられて、その芽を見過ごしちゃう。「あっちの芝生の方が青いなぁ」って、自分の庭に芽吹いている花に水をやらずに枯れさせちゃう。

 

過去を見て後悔するのも、他人を見て劣等感を感じるのも、ごく自然なことです。でも、あなたにだって、「いま」「できること」は山ほどあるんだよ!

 

それでも一歩踏み出さないと

つらいときはつらい。過去を悔やめば落ち込んでいられるし、「いいなぁ」って言ってればウジウジしてられる。でも、それだけじゃダメじゃないですか。

 

遠回りしてもいいし、立ち止まってもいいけど、それだけじゃダメです。せっかくお母さんが産んでくれたんだから、ちょっと休んだら、やっぱり前へ進みましょうよ。

 

理想の人生を思って後悔したり、戦う必要のない他人と比べて劣等感を感じてても、前へは進めません。変えられない過去や無関係の他人は置いといて、自分の人生を考えてみてください。

 

どうやって生きたいか、なにができるのか。どうしたら自分は幸せになれるのか。

 

わたしみたいに、自信をゴッソリを失ってヒステリックにパートナーに当り散らしていた引きこもりニートでも、できることが見つかりました。あなたにも絶対ありますから。

 

だから!一歩!!踏み出してみようよ!!!

 

みたいなことを、音声で配信したり、たまに記事にしたりしています。近日中に「交換ノートっぽい有料マガジン」をはじめる予定なので、ぜひフォローお願いします!(宣伝)

 

note.mu

 

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