敷かれたレールを行く人生は嫌だ?責任転嫁はやめよう

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日本では、「敷かれたレールを行く人生は嫌だ」って言う人を結構見かけます。でもドイツでは、そんなことを言う人は全然いません。なにがちがうのか。なんで日本人ばかりが「敷かれたレール」にとらわれるのか。

 

それは単純で、日本には、自分自身で自分の人生を狭めている人が多いからです。

 

「敷かれたレールを行く人生は嫌だ」に潜む傲慢

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日本には、「規定路線」をやたら嫌がる人がいますよね。

 

以前、「敷かれたレールを行く人生は嫌だ! 大学辞めて起業します」という記事を書いて炎上した人がいましたが、そういう人は結構多いです。

ブロガーやクリエイターなんかが顕著ですね。「敷かれたレールから外れよう」「敷かれたレールにとらわれるな」って叫ぶ人がいっぱい。

 

かく言うわたしも、大学生のときはそう思っていました。「みんなはなんとなく就職すんだろ? 俺は海外へ羽ばたくぜ!」みたいな。

 

でもいま改めて考えると、そもそも「敷かれたレールなんてあるのか?」って疑問なんです。

だれかがレールを敷いてくれているんじゃなくて、ただ自分が多数派の楽なほうに流れてただけじゃないの?って。

 

自分がせっせとレールを敷いていた

よく考えれば、わたしは親から「高校行け」とか「大学行け」「就職しろ」なんて、言われたことがないんです。

でもなぜだか、「高校に行って大学に行って就職して……そんな敷かれたレールを行く人生は嫌だ!」って思ってたんですよ。

 

自分で勝手に「敷かれたレールがある」と思い込んで、勝手にそれに反発していただけなんです。

実際、そんなことだれからもお願いされてないのに。

 

「敷かれたレールが~」って言う人は、本当にどこかのだれかが、あなたのためにレールを敷いてくれているんでしょうか?

親がやっている可能性はありますが、たいていの場合、自分が勝手にレールを敷いてるだけじゃないですか?

 

自分の人生に本気になってない責任転嫁

とはいえ、日本に「規定路線」があるのは事実です。高校卒業、大学、就職、結婚、出産……。

最近は「いろんな人生がある!」と認められつつありますが、いまでもこういう規定路線がハッキリと感じ取れるくらいには存在しています。

 

でも、だからといって、そうしないと死ぬわけじゃありません。

わたしは大学を卒業しても就職しなかったけど、死にませんでした。

 

別に、ちがう選択肢をとってもいいんですよ。でも多くの人は、「ちがう選択肢」を視野に入れず、ちがう道を歩もうとしない。

それは誰の決断ですか? 自分ですよね、ええ。

 

いろんな分かれ道があるのに、一番太い道を選んだのはあなたでしょ?って話です。敷かれたレールを歩まされているんじゃなくて、一番安全そうな道を選んだんでしょ?

それを「だれかに勝手にレールを敷かれた! こんな人生イヤだ!」って責任転嫁ですよね。

 

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好きなことをやってもだれも気にしてない

ぶっちゃけ言ってしまうと、あなた一人が大学を辞めるとか就職しないとか、好き勝手に生きたとしても99.99999……%の人には影響ありませんし、そもそも興味がありません。

 

口出ししてくる親や友人がいるかもしれませんが、別にあなたはその人のために生きてるわけじゃないでしょう。それならどうでもいいじゃないですか。

仲いいに越したことはないけど、成人してまで親の顔色うかがう必要はないですし。仲がいい友人の忠告には耳を傾けたほうがいいけど、そういう人はたいてい応援してくれるでしょうし。

 

基本的に、みんな自由なんです。

 

高校に行かなくたって、大学に行かなくたって、就職しなくたっていい。高校に行ったて、大学に行ったて、就職したっていい。あなたが決めていいんです。

 

だれもあなたに、「就職して会社勤めしてくれ」って土下座して頼んでないですよね?

なのになぜ「敷かれたレールを行く人生は嫌だ!」って発想になるんでしょう。だれもそんなレール敷いてませんよ。勝手に「こうしなきゃ」って思い込んでるだけです。

 

自分で踏み出せるかどうか

要は、「みんなが進んでる安全そうな道」を自分から踏み外して、新たな道を拓いていけるかどうかってだけの話です。

敷かれたレールうんぬんじゃなくて、大多数に流されずに自分で人生を決めるかどうかです。

 

他人とはちがうことをしたい、規定路線から外れたいっていう人は、やりたいことをやればいいんです。

みんな思ってる以上に優しく「がんばれ」って言ってくれると思いますよ。

 

がんばれって言うのはタダだけど、反対するのには責任が発生しますからね。だからみんな、本気度の差はあっても、結構あっさり「がんばってね」って言ってくれます。いや本当、その程度ですから。

 

わたしは高校生のとき「海外の大学に進学」っていう選択肢を視野に入れとけばよかったなって後悔してます。

でも別に、親から「日本の大学に行け」って言われたわけでもないし、海外に大学があるのを知らなかったわけでもありません。

 

結局、自分の人生をちゃんと考えず、大多数が歩む安全そうな道にフラ~っと進んだだけ。自分のせいです。自分で流される道を選んだんです。それを「だれかにレールを敷かれてる!!」って騒ぐのはちょっとね。

家業や小さい頃から強制的にスポーツさせられてたっていうんならわかりますが。

 

だれかがあなたに「お願いだからこの道を進んで!」って泣いてお願いしましたか? 自分で楽なほうに流れただけじゃないですか?

「敷かれたレールを行く人生は嫌だ!」って愚痴る前に、ちゃんと自分で人生を切り拓こうとしたか、これからどうしたいのかを意識した方がいいと思います。

 

こちらからは以上です。

 

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