日本人の私が、どうしても受け入れられなかった日本文化5つがこれだ

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ドイツに住んで2年経ちました。留学時代をいれると3年くらいになりますね。

 

両親はばりばり日本人だし、私もばりばり日本人です。先鋭的な国際教育なんて受けていない、根っからの日本人。それでもわたしは、日本の文化になじめませんでした。


日本食は好きだし、電車が時間通りに来るのもうれしいし、日本語ってすごいきれいな言語だと思います。人は優しいし、良い国だと思いますよ。着物好きだし。

でも、日本の文化になじめなかったんです(2度目

 

日本文化を受け入れられなかった

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日本の伝統文化は素敵だと思います。それでも、なんだか納得いかない文化や風潮もありました。

だから早々に、「企業で働く」という選択肢は消え、海外、そしてフリーランスの道を進みました。それでよかったと思っています。

さて、日本のどういうところがダメだったんでしょう。5つにまとめてみました。

 

1. 正しいことを言っても怒られる

高2の秋。 文化祭の出し物について話し合いをしていました。クラスで意見を出し合って、委員の子がまとめていました。そのときのやりとりです。

 

友達:「じゃあこの中から絞りたいと思います。何か意見はありますか?」
雨宮:「○○は自分たちは楽しいとは思うけど、お客さんは楽しんでくれないと思います。集客も見込めないし、準備にもすごく時間と手間がかかるので、反対です」


なんだったかは覚えていないんですけど、自分たちしか楽しくない出し物でした。そう言ったら、予想通り怒られたんです。

友達:「やる前からそんなこと言ってたらテンション下がるじゃん!」
雨宮:「でも採算とれないよ。自分が客だったら行かないでしょ」
友達:「何で決め付けるの!?」
雨宮:「え、それで人が集まると思う? わたしは思わないよ」


自分はなぜそう思うかという理由も、ちゃんと説明しました。でも友達は、「空気読んでよ」「文句言わないで」とかって言葉で、わたしを黙らせようとしました。


その子にとってわたしは、「協調性がなくてやる気がない上に文句をつけてくる人」という認識になったそうです。

日本は、自分の意見を言っただけで怒られることが本当に多い。

協調性、とか言ってるくせに、実はぜんぜん人の意見を聞かず、多数派が自動的に正義となります。和を乱す存在は白い目で見られます。いやいや、話し合おうよ。

 

2. 議論せずに「面倒くさい」扱いされる

1.でも書きましたが、わたしは納得いかないとすぐに言っちゃうんです。ケンカふっかけるわけじゃないですよ! ただ、「わたしはそれを間違ってると思う」って言うだけ。

 

そうすると、すぐに気が強いとか生意気とか言われます。けんか腰でもなく、丁寧に、言葉を選んで伝えても、気が強い、生意気、面倒くさい、理屈っぽいって言われます。自分の意見を言うこと自体がリスクなんですよね。

 

自分の意見を言うと嫌われる風潮は、本当に生きづらいです。っていうか面倒くさい。

 

2人の人間がちがう意見を持っているのなら、話し合えばいいじゃないですか。それで、よりよい案を作り出せばいい。みんなそれをわかってるくせに、波風立てないように黙るんです。なんでわたしが悪者になるの?と理解不能でした。

 

 

 

3. 社交辞令も嫌い、空気読むのも無理

空気を読むスキル、ついに習得できませんでした。だって面倒くさいもん。


わたしは秋からドイツに留学したんですが、半年後、春留学の子たちがやってきました。

日本語が聞こえたので見てみたら、新留学生っぽい女の子が2人。道に迷ってみたいだったんで、声をかけたんですよ。

雨宮:「わたしも日本人ですけど、どうかしましたか?」
日本人:「助かりました! 道に迷っちゃって。○○を探してるんです」
雨宮:「あー説明するのは大変なので、時間ありますし、一緒に行きますよ」
日本人:「え、いいですよ!」
雨宮:「わたしは大丈夫ですよ」
日本人:「でもそんな、悪いですし」
雨宮「そうですか。むこうの通りをこう行って、そしたら○○ってデパートがあって、そこから(略)着けると良いですね」


って別れたんです。

1回は「こっちは大丈夫」って言ったんですけど、遠慮されたし。知らない人なのに押し付けるのも妙だし。いいならいいやーってなくらい。
その後、ほかの留学生たちとも知り合いになったんですが、その女の子2人がわたしの悪口を言っていることを知りました。「おいていかれた」だとさ。知るか。

日本で穏便にやっていくには、社交辞令を理解して空気を読む必要があります。

 

でも、空気を読んでたらなにもできないですよ。腹割って話さないと理解できるわけないじゃん。日本人ってエスパーなの?

 

4. マイノリティになると妙に目立つ

よくも悪くも、日本ではマイノリティが目立ちます。海外生活経験があるってだけで食いつかれます。いまどきそこまで珍しくもないだろうに。

就活しないでフリーターしてたら、「そこそこの大学出てるのに……。内定もらえなかったんだろう」ってうわさされてました。わたしは就活→就職がいやだっただけなのに、自分の価値観の外=変な人、かわいそうな人扱いです。


横浜から香川に引越したとき、標準語を話すからって嫌味言われたり。香川から東京に引越したら、方言話すからって笑われたこともありましたねー。

在宅仕事でいつも家にいると、近所の人から無職って思われていた」とかって話も聞きます。

 

わたしの人生はわたしのものなのに、人とちがう選択をしたら、まわりに説明したり理解してもらうように努めなきゃいけない。勝手にさせてほしいです。

 

5. こうするべきっていう規定路線

日本は、「こうするべき」って考えがすごく強いです。で、なにがダルイかというと、規定路線を外れた人に対して「善意でアドバイス」してくること。


「こうじゃなきゃだめ」っていう押し付けは、すごい面倒くさい。

 

わたしの人生なのに、なんで「立教でて就職しないなんてもったいないよぉ」「ドイツ語できるなら、それを使った仕事をすればいいじゃん」って言われなきゃいけないんだろう。わたしの人生に責任取ってくれるの?

 

だれも求めてないのに、「そんなんじゃ失敗するよ」「こうした方がいいよ」とかって、お節介なアドバイスをしてくる人が多すぎます。その押しつけが大嫌いです。善意っていうのがさらに性質が悪い。

 

 

 

日本は好きだけど、疲れる国だと思う

日本は好き。でも生きていくってなるとストレス要素が多い。もっと自由に楽にやらせてくれるといいなぁ~と思います。

 

もっと人の意見に耳をかして、ちゃんと話し合って、いろんな生き方を認めてほしい。多くの人がそう思ってるから、アナ雪が妙に流行って「ありのまま」にあこがれるんでしょうね。


規定路線から外れた人たちは、海外に行ったり起業したり、ネットで稼ぎはじめていますね。そういう道ができたのはすごいことです。わたしもそれに乗っかった。

 

日本にだって数え切れないほどいいところがあるけど、生きていくって考えたら、すごい疲れます。自由にやりたい人には、窮屈だと思います。

 

日本だとなんかいろいろ面倒くさいんで、ドイツにきました! まわりの圧力にうんざりしている人は、ドイツへきちゃえばいいと思います。ずいぶん楽ですよ。

 

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