ブログを活用しないライターは、宝の持ち腐れ。ライター×ブログの可能性

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わたしは、「文章を書いて生計を立てたい」と決めて、すぐにブログをはじめました。

でもそういう人はどっちかっていうと少数派で、多くの人は「ライターとしての実績を積みつつ、気分転換でブログを運営」しているようです。

 

多くのいいねをいただいたので、思ってることをちょっと詳しく書いていきます。

 

没個性のライターブログの需要はどこ?

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ライターのブログって、「執筆テクニック」や「クライアントとの交渉ノウハウ」みたいな、ライター向けの記事が多いんですよね。もしくは、「取材後記」「進捗具合」みたいな日記。

 

それじゃブログを通じてライターのお仕事はあんまりこないよなぁと思います。

 

「ただの雑記だからそれでいい」っていうんなら全然いいんです。ただ、「ブログからもお仕事ほしいなぁ」って思うんなら、そういう「学級委員っぽいブログ」じゃない方がいいです。

 

◆学級委員ブログ(造語)

先生に報告する日誌っぽいブログ。自己反省や目標などを書く。息抜きや、自分を鼓舞するために使う。

 

差別化したいライターはブログを書け! 

ライターの多くは、仕事の実績を作るのに四苦八苦します。希望のジャンルの仕事がこない、言葉づかいやテーマの指定で書きたいことが書けない、大きなメディアの仕事をもらえない……などなど。

クライアントはライターのために仕事を依頼するわけじゃないので、当然です。

 

じゃあライターが、自分の個性や「こんな記事が書ける!」ってアピールできる場所はどこだろう。それが、個人メディアであるブログなんだよ!!!

 

ブログは、ライターの差別化に最も適したツールです。

 

無理にSEO意識しなくてもいいし、文字数規定もないし、どこかに義理立てする必要もない。「自分はこう思ってる!」「自分はこういうことに詳しい!」「自分はこんな記事を書ける!」ってアピールするのに最適です。

 

ライターって仕事を選んだのであれば、なにかしら書きたいことがあるってことですよね。その分野の依頼を探して右往左往するくらいなら、ブログでどんどん自分をアピールしちゃえばいいのに!!

 

ブログは自由にサンプル記事を書ける

たとえば、ドイツの政治に関する記事を書きたいとします。でも実績がまるでない。じゃあどうするか。

多くの人は、無報酬や超低単価でとりあえずドイツ関連の案件を受けて、コツコツ実績を積んでいくんだと思います。

 

でもそんなことするなら、ブログでドイツの政治に関して100記事書いて検索でも上位を取って、「こんな記事かけますよ」ってアピールすればいいじゃない!

 

旅行記事の仕事をもらいたいなら、1泊2日の京都旅行に行って、「写真メイン」「交通案内メイン」「所要時間メイン」「景観メイン」「食事メイン」の5タイプくらいサンプル記事をブログに書いて、「お好みの旅行記事を書けます!」ってアピールできます。

 

飲食店の取材が得意なら、行きつけのお店の食レポ&店長へのミニインタビュー記事をブログにアップしたりしてもいいですよね。

 

実績やサンプル記事なんて、全部ブログに詰め込んじゃえばいいんです。特技や知識が、思わぬ仕事につながったりもするよ!!

 

◆雨宮の例

・特定のアニメキャラを崇拝する記事を書いたらアニメ記事の仕事もらった

・日本をめちゃくちゃ批判したら大手メディアの仕事もらった

・ドイツのニュースに言及してたらドイツニュース翻訳の仕事もらった

・留学経験を書いたら留学メディアの仕事もらった

 

無名からほんのちょっと有名な人に

さらに、ブログを通じて、ファンになってくださる方もいます。

 

わたしは大きなメディアで執筆したことが何回かありますが、80万回読まれた記事に対して、フォロワーがまったく増えなかったこともありました。

 

でもブログでバズったら、それだけでフォロワーが100人、200人と、すぐに増えます。フォロワーの一部は、ちゃんと継続して記事を読んでくれます。つまり、固定ファンになってくれるんです。

 

自分が仕事を依頼する側だったら、「固定ファンを持っておらず弱小メディアで何回か執筆しただけのライター」よりも、「ネットでそれなりに影響力があってどんな人か想像しやすいライター」の方が依頼しやすいです。

 

ブログを通じて少なからず集客できるようになると、「ブログを読めばその人のことがわかるから依頼しやすい」&「無名の人よりアクセスを見込めそう」なライターになれます。

 

手っ取り早く人となりと影響力をアピールできる手段のひとつが、ブログなのです。

 

 

 

書いた人が「見える」ブログに勝機アリ

多くのライターは、「いかにクライアントにとって扱いやすい存在になれるか」を意識しています。SNSではお利口にしてるし、炎上を怖がるし、平和主義。

 

でもすべてのメディアで「淡々と問題ない記事を書けるライター」を探しているかといえば、そうじゃありません。むしろ「ほかの人が書けない記事を書けるライター」の方が貴重ですから、そういう人の方が目に留まるはずです。

 

実際、ライターとして確固たる地位を築いている人は、たいてい「(良くも悪くも)クセがあるやばいヤツ」です。

「どんな人が書いたか想像できる」から固定ファンがついて、ライターとしての名が売れて、さらに大きい仕事を受けているのです。

 

だからこそ、ライターがブログやるんなら、もっと自分の個性を表に出してもいいんじゃない?って思うんです。

 

本音を書くぶん、クライアントが「こいつは扱いづらそう」と思ってしまうかもしれません。

でも、個人ブログでちょっと自分の意見を書いただけでイヤがるようなクライアントの方なら、フリーランスの人は、どのみち一緒にお仕事しない方がいいと思います。

 

あと、わたしは「ブログでは率直な意見を書いてます。でもこっちのメディアではちゃんとマジメに書いてます。使い分けれます」ってアピールもしてます。

 

個人ブログなんて、みんな好きなように運営すればいいものです。「ブログに時間使うなら仕事するわ!」って考えも、もちろん個人の自由です。

 

でもせっかくライターを名乗ってブログをやるのであれば、お仕事もらえた方がうれしいじゃないですか。

 

文章を書く仕事のライターと、好きな文章を書けるブログはこれ以上ないくらい相性がいいんです。手っ取り早く自分の能力、個性、得意な分野、性格、全部アピールできますから。

 

偶然ブログ記事を読んだ編集の方が、「こりゃ仕事を依頼するしかねーな!」って思うような個性が爆発したブログ記事が増えて、ブログを活用してライターとして成功する人が多くなれば素敵だなって個人的に思ってます。

 

記事書きながら、「わたしのブログももっと活用できんじゃねーの!?」と思い始めたので、ちょっと戦略考えます。

最近マジメでお利口さんな記事が多いから、もうちょっと変態でチャランポランな記事量産していこうかな(◍ ´꒳` ◍)

 

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