やらない理由が思い浮かぶときは、「本当にやりたいこと」ではない

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昨日、現代ビジネスで『日本の就活避け22歳でドイツに脱出した私が就職できずどう生きたか』が公開されました。ヤフーニュースの雑誌ランキングで1位をとったこともあって、多くの人に読んでいただきました! ありがとうございます!

 

で、本題。なにかをやりたい、やらなくちゃいけない、と思っても、なんだかんだ理由をつけてやらないのが人間というものですよね。面倒くさいし、忙しいし、大変だし……。

 

そんな自分って、なかなか好きになれません。「言い訳ばっかりして!」って思っちゃうから。でもわたしは、やらない理由が思い浮かぶのは、たんに「本当にやりたいことじゃないから」じゃないかな~と思うわけです。

 

やらない理由を見つけるのはかんたん

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ダイエットに本気を出し始めた友だちと話していたときのこと。その子が言った「やらない理由を見つけるのはかんたん」という言葉が、なんだか妙に心に残ってるんです。

 

おいしそうなケーキがあるから。せっかくレストランに来たから。今日は仕事をがんばったから。だからちょっと食べちゃおう。

今日は寝つきが悪かったから。電車が混んでいたから。明日は気が重い会議があるから。だから今日はジムに行かなくていいや。

 

やらない理由って、いくらでも見つかるんですよね。ダイエットだけじゃなくて、たとえば仕事がイヤでも転職しないとか、将来のためにとっておいた方がいい資格があってもいまいち勉強する気になれない、とか。やらないための言い訳はいくらでもできる

 

結局、面倒くさいんですよ、なにかを変えるのって。なにかをがんばるのって。

 

「やろう」「やらなきゃ」と思っても、たいていの人はどこかで面倒くさくなって、やらない理由を見つけて、「それならやらなくてもしょうがない」と自分を納得させてやめてしまう。そういうものです。

 

言い訳する自分は格好悪い

でもそういうのって、格好悪いじゃないですか。言い訳ばっかりして、結局なにもしないで。意志を貫くほうが格好いいじゃないですか。だから「なんで自分はこんなに意思が弱いんだろう」「なにやっても続かない」と落ち込むこともあると思うんですよね。

 

わたしはザ★熱しやすく冷めやすい人間なので、これまでもいろんなことに手を出してはすぐにやめてました。あー格好悪い!

 

しかもなにが格好悪いって、ちゃんと「やらない理由」を用意するところなんですよ。

 

太っている自覚はあるものの、手術後だから好きなものを食べてもいいんじゃないかな、みたいな。「わたしはダイエットしません!」じゃなくて、「こういう理由でいまはダイエットのタイミングじゃないんです」って建前を用意しちゃうあたり、本当にダサい。

 

それは本当にやりたいことなのか?

わたしはずっと、「そういう自分はダサいな……」って思ってました。でも最近、ちょっと考え方が変わったんです。「それは本当にやりたいことじゃなかっただけじゃないの?」って。

 

本当にやりたいことって、リスクを承知でもやるじゃないですか。脱サラしてカフェをはじめたり、借金がある人と結婚したり。リスクと情熱を天秤にかけて、それでも情熱が勝つからやるわけでしょう?

 

そう考えたら、ポンポンと頭の中に「やらない理由」が思い浮かぶのって、ただやりたいことじゃないだけじゃないかなって思うんですよ。だって本当にやりたいことなら、「それでもやりたい」の一言で終わるもん。

 

わたしがベースをはじめたとき、居酒屋バイトのあと深夜1時に寝て、わざわざ朝7時に起きて練習して、すっぴんで大学に行っていました。化粧する時間があったら弾いていたかったから。

ドイツに行くよりどこぞの企業に就職したほうがリスクは低いけど、でもやっぱり行きたかったから行った。

 

人間、本当にやりたいもののためには、リスクがやらない理由にならないんですよね。客観的な「やらないほうがいい理由」は理解できても、それが「やらない理由」にならない。そして、それが『本当にやりたいこと』なんだと思います。

 

やりたいことを見定める大切さ

いつも挫折してしまう、続かない。そんな自分に嫌気がさすこともありますよね。でもそれって、「本当にやりたいこと」じゃなかっただけなんだと思います。

 

もちろん、人生は「やりたいこと」だけでできているわけじゃないから、理由をつけてなにもしないのはどうかとは思う。場合によっては、やりたくなくともやんなきゃいけないこともある。でもそういう話はちょっと置いといて。

 

自分の意思ではじめたはずなのにその気になれないと、自分の意思が弱くて飽きっぽいダメ人間だと思っちゃうじゃないですか。だってみんな、「継続は力なり」「そこで諦める人間はなにもできない」とかって言うんだもん。そんなのわかってるよね。でも、それでもやらない理由が思い浮かんで、やる気になれないんだよね。

 

そういうとき自分を責めがちだけど、やらない理由がある時点で、やりたくないんだよ。本当にやりたいことなら、「やらないほうがいい理由」は思いついても、「やらない理由」にはならないもん。だって「やりたい」んだから。

 

なんかまとまらなくなってきた!!

 

自分の意思でなにか続けられない……という人だって、「なにか」を見つけたら覚醒すると思うんだよね。「なにがなんでもやりたい!」って思うものが見つかるかどうかってだけでさ。それがない=悪い、ダメではない。

 

3日坊主も100回やればなにかしらやりたいことは見つかるだろうし、そんなご立派な意思がなくたっていいんじゃないの。本気でやりたいと思ったら、他人がいくら止めてもどうせやるんだからさ。

 

ってな感じで思いました。都内の駅カオスすぎてもうつらい!