わたしは豆腐よりも繊細なメンタル()を持っているので、自分の数字とにらめっこできません。で、数字による結果をまったく気にしません。
たとえばブログなら、「どれだけの人がわたしの記事を読んでくれたか」「どれだけの収益が上がっているか」なんてものは、週に1回見るか見ないかです。
人気ブロガーになり、生活できるレベルの収益を得るためには、分析が不可欠ですよね。でも、わたしはそれをしません。
もしあなたが、数字による結果を目標にしていないのであれば、数字に振り回されてはいけません。
数字の結果というワナ
学校の成績は、数字であらわされます。テストの点数も数字。数値であらわす結果は、客観的にも信頼できます。自分の力を示すには、数字がいちばん手っ取り早いです。
だからこそ、数字によって人は格付けされます。テストでは、30点よりも100点をとった人が優れています。バスケでは、10点よりも50点とったチームが勝ちとなります。当然で、ごく自然な格付けです。
でもわたしは、数字を無視することにしました。
数字の結果は絶対……なのか?
数字の結果は、くつがえりません。たとえ「風邪を引いたからテスト勉強できなかった」から赤点だったとしても、満点をとったひとよりは「下」になります。
ブログのアクセス数が多いほうが「影響力が強い」ことになり、だれも読んでくれないブログは、「影響力がない」となります。歴然とした差です。数字の結果について文句は言えないし、受け入れるしかありません。
それはみんな頭で理解していますが、数字の結果は絶対なのでしょうか。
ブログ上では、アクセス数と収益を公開している人が多いです。そうなると、自然とブログの「格付け」が生まれます。
50万PVを誇るブログと比べれば、わたしのブログは「下」です。事実であり、文句をいってもしょうがない「結果」です。
でも、設立時期やブログに割ける時間、目的や本気度などによって、ブログのスタイルは大きくちがいます。1ヶ月前に立ち上げた日記系のブログと、ブログ飯をめざして1年更新しているブログを比べたところで、ちがう土俵なので無意味です。
数字の結果にふりまわされる
でもやっぱり、数字の結果って気になっちゃいますよね。わたしは完全に文系の頭をしていたので、定期テストでも、理数はさんざんでした。
私立大学にいくつもりだったので、理数教科は、正直捨ててもまったく問題ありません。でも、いい点をとりたい、という気持ちになって、勉強しました。
どうやっても、数字での結果というのは、気になってしまうものです。
でも、全部の結果を数字によって決めるのは、ちがいます。それは、ただ数字にふりまわされるだけです。
ブログをやっている以上、どれだけの人が見てくれているのかは、気になります。が、わたしの目標は「ブログで生計を立てる」ことではなく、「ライターとして生計を立てること」です。
なので、1000人がふらりと訪れることよりも、10人の熱心な読者さんがいてくれたほうが、わたしにとってはうれしいことなのです。ちがう媒体の記事も読んでくれるでしょうから。
だから、あなたが数字としての結果を求めていないのなら、数字を気にしてはいけません。ただの精神力の浪費です。
あなたは、何の結果を求めてる?
営業成績であるなら、どれだけの利益を上げたか、または単価や顧客数など、ちがう側面の結果がでますよね。場合によりますが、多くは「利益」を求められるでしょう。
でもあなたが将来独立するつもりなら、仮の住まいである会社に利益をわたすよりも、独立後も付き合っていける顧客を得る方が重要かもしれません。なので、利益による順位は、クソの役にも立ちません。
わたしの場合、「どれだけの人がブログを見てくれたか」よりは、「どれだけの人がリピーターになってくれるか」「どれだけの人が2記事以上読んでくれるか」の方が大事です。
だったら、アクセス数や収益にこだわっててもしょうがないんですよね。っていうか、割とどうでもいいです。もちろん多いに越したことはないけど、それがメインではありません。
わたしはアクセス数や収益を目的としていないので、両方とも一切公開していません。
公開してしまうと、「あのブログに負けたくない!」なんて気持ちになって、アクセス数にしがみついてしまいます。収益を上げるために、アフィリ記事を書くかも。そうしたら、いままで積み重ねてきたものが無意味になります。だから、公開しません。
まぁそのおかげで、「ものすごいアクセス数があるんじゃないか……!?」って誤解されているようですが、買いかぶりです。そんなありませんよ。
あなたの目的は、どの数字ですか?
ブログなら、「どれだけの回数アクセスされたか」「どれだけの人数にアクセスされたか」「どれだけの20代にアクセスされたか」「どれだけの回数、グーグル検索からアクセスされたか」「何時にひんぱんにアクセスされたか」など、いろいろな数字があります。
でも、たいていの人は「月間何回アクセスされたか(PV)」を、ブログの規模の指標としています。10万PVくらいで「そこそこ」、30万PVくらいで「すげぇ!」って感じですかね。
そりゃあ30万PVあったらうれしいけど、みんな一見さんじゃ困るんですよね。リピーターばっかりの10万PVの方がいいです。なので、PVはわたしにとって割りとどうでもいい数字です。だから公開もしない。
あなたは、なにを目的に数字の結果と向き合っていますか? あなたにとって無意味な数字に振り回されていませんか? それはただの消耗戦ですよ。得るものナシ。
多くの人がPVと収益を公開してるからって、自分がそれにこだわる必要はまったくないし、公開したところでPVや収益があがるわけでもないです。
逆に、ブログで生計を立てたいのなら、アクセス数はレベルなわけですから、すごく大切になります。
あなたの目的はなんですか? それに関係のない数字に振り回されていませんか? もしそうなら、いますぐその数字を無視しましょう。いいことなしです。
それは逃げではなく、ちがう目標にむかって歩くだけです。目的がちがうんだから、優劣もありません。まわりは気にする必要なし。ただ、自分に必要な結果だけ追い求めればいいのです。
だからわたしはPVも収益も、まったく公開しませんよ~。