良い悪いの話ではなく、もっと将来につながる議論をしませんか

ゴミ箱がないのに「ポイ捨て厳禁」って本気で言ってる? 日本は空前のタピオカブームだそうです。あのブヨブヨした食感が苦手なわたしには理解しがたいけど、6時間並んで飲む人もいるんだとか。いやはや、人の好みは千差万別ですなぁ。 で、いま問題になって…

「外人が連れてる日本人女はブス」発言を真っ向から否定する

メッセンジャーの黒田さんという方が、「外人が連れてる日本人の女、ブスが多いんですよ」という発言をしたそうです。 ドイツ人の彼と来月結婚予定のわたしはどう思ったか? はい、不愉快でした。当然です。 番組内には、ハーフであるホラン千秋さんや、アメ…

動画が文章の上に立つ「動画の時代」は本当に来るのか

「動画の時代来る!」と言うけれど youtuberが少しずつ職業として認識されはじめ、「動画の時代が来る!」と息巻いている人たちをチラホラと見かけます。ブロガーでも、去年や今年あたりからyoutubeに手を出し始めた人がたくさんいますね。 でも、 動画の時…

毎日の10分で人生が変わるって、あなたは信じる?

『毎日10分エッセイ』というチャレンジ 先日、『「若さ」という魔法が解ける瞬間、自分にはなにが残るんだろう』というエッセイを投稿しました。おかげさまで多くの人に読んでいただくことができ、「やっぱりエッセイも書いていきたいなぁ」と強く感じた次第…

海外適性ってなに?「背水の陣移住」は勧めない

「海外適性は行ってみないとわからない」という罠 わたしが「ドイツに留学する!」と言ったとき、止める人はだれもいませんでした。ふだんからそこそこ挙動がおかしく、四六時中「変わってる」と言われていたので、「日本じゃお前は無理だろ」というのが総意…

なぜ若者は「危険な海外旅行」で炎上してしまうのか?

「海外旅行」で炎上する若者たち 「ヒッチハイクでアメリカ横断する中学生」がネットでちょっと話題になっています。アメリカは州によってはヒッチハイクが違法であり、子どもひとりで留守番させると親が罰せられたり、学校への送り迎えが必須だったりする国…

またひとつ挑戦する。あなたにも応援してもらいたい

27歳の気持ちをエッセイにするという挑戦 文章を書いてお金をいただいている雨宮です。わたしが書く内容は、「これはいいのか悪いのか」「こういう経験からこう思ったからこうしていくべきだ」という、ニュース的なものが多くを占めています。 でも答えがう…

「怒っても何も変わらない」状況にしないとクレーマーは減らない

日本人は客になったとき、世界でも類を見ないほど横暴になる。……というのは言い過ぎかもしれませんが、日本人のクレーマー具合は本当にすごい。だからこそ、「怒っても何も変わらない」状況にしないとまずいんじゃないかなぁと常々思っています。

「主語が大きい」という批判はまっとうなのか

ここ最近、「主語が大きい」という批判コメントをよく見るようになりました。多様化が進み、さらにそれが可視化されているから、「すべてに当てはまらない」という文脈で引っかかる人が多くなったのかもしれません。 たしかに、具体性をもたせるために主語は…

「外国語を学ぶより日本語を学ぶべき」論が正しい理由

英語と国語、どっちの授業のほうが大事? もう長いこと、英語教育の重要性が叫ばれています。2020年(来年!!)にオリンピックを控え、その声は日に日に大きくなっていると言ってもいいでしょう。もっと早くから英語の授業をはじめよう、ネイティブスピーカ…

外国人の片言日本語を「おもしろい」と笑うべきではない

外国人のヘンな日本語はおもしろい ボビー・オロゴンさんって覚えていますか。「外国人特有の」おもしろい日本語でお茶の間を沸かした彼です。まぁ、実際は日本語ペラペラらしいですけど。 カイヤさんなんかも含め、『外国人特有の片言の日本語』って、おも…

年が変わっても自分が変わるわけじゃない。「抱負」なんていらない

早いもので、もう年の瀬ですね。1年前のこの時期は、印刷した書籍原稿を彼の実家に持って行って、赤ペンでひたすら修正していました。そう思うと、本当にあっという間だったなぁと思います。 たぶんこの時期、「来年の抱負」や「来年に向けて」なんて記事が…

わたしが日本のバラエティ番組で笑えない5つの理由

日本のバラエティ番組で笑えません 一時帰国中にいろんなバラエティ番組を見たのですが、笑えないものばかりでびっくりしました。 デブ・ハゲ・ブスいじりは当然、そのくせ大御所には逆らえず、痛がったり苦しんだりするリアクション芸を見て笑い、素人コメ…

ドイツ人は英語ができない?むずかしい認識のすり合わせ

「ヨーロッパに行けばどこでも英語が通じる」。そう思っている人は少なくないでしょう。日本と比較すれば、たしかにヨーロッパの平均的英語力は高いと思います。でも意外なことに、ドイツ人は自分たちのことを、「英語ができない」と認識しているんですね。 …

ドイツの治安は「いい」のか「悪い」のか

海外に住んでいると、「治安はどう? 危なくない?」とよく聞かれます。これを聞かれるたびに、わたしは「どう答えたものかなぁ……」とちょっと迷ってしまうんです。というのも、『なにを基準に治安を判断すればいいかわからない』から。 わたしは、ドイツの…

日本人を騙す在独邦人に遭遇。確定申告する人は気をつけて

海外に住んでいると、いろんなトラブルが起こります。そして、日本人は同じ日本人に助けを求めがちです。しかしそれを見越して、海外在住日本人を騙す海外在住邦人というとんでもねぇ人もいるので、注意してください。

海外在住歴マウントという闇の世界へようこそ

わたしがうっかり片足突っ込んじまった、『海外在住歴マウント』という闇の世界。呼んで字のごとく、「海外在住歴が長いほど偉い」という法則で成り立っている世界です。クソゲー。

人種差別は思っているよりも根が深かった

『人種差別』と聞いてまっさきに浮かぶのが、アメリカ。英語の授業でマーティン・ルーサー・キング・ジュニアの演説を聞き、音読させられたからです。そこで、黒人が白人にバスで席を譲らなかったことをきっかけに起きたモンゴメリー・バス・ボイコット事件…

日本より不便なドイツで感じた生きやすさ

3ヶ月の一時帰国から、ドイツに戻ってまいりました。そこで思ったのは、ドイツはめちゃくちゃ不便な国っていうこと。いや、『日本が便利すぎる』のほうが正しいかもしれない。 電車は時間通り来ない。なんならアナウンスなしで運休。宅配便は在宅してても不…

山一證券しんがりの生き様。若者もオッサンのことを知るべきじゃないか?

みなさん、『山一證券』ってご存知ですか。「バカにしてるのか、当然知っている」という人も多いだろうけど、平成生まれだと知らない人も結構いるんじゃないでしょうか。 山一証券という会社は『四大證券』と呼ばれた大手企業で、当時山一に就職することは「…

「否定や批判はよくない」と言うのは、罪である

ツイッターを見ていると、定期的に流れてくる言葉があります。それは「否定や批判はよくない」「足を引っ張ってくる人は無視しろ」「ひどい言葉は自分に返ってくる」というような主張。 何度でも言いますが、否定や批判はなんら悪いことではありません。否定…

専門がない平凡ライターでも、100万回読まれる記事は書ける

せっかく文章を書くなら、多くの人に読んでもらいたいですよね。そのためのノウハウとして、よく「専門性が高い記事を書け」といわれます。まぁ専門性が上がれば上がるほど書ける人が限られてくるからね。気持ちはわかる。 でも、「専門性がなければ読まれる…

オンラインサロンが人気なのは、健全な市民コミュニティがないから

最近、オンラインサロンなるものが注目されています。オンラインサロンとは、かんたんに言えば、インターネットコミュニティ&塾って感じです。たとえば「ブログ初心者がブログで稼ぐためのサロン」や「起業家がノウハウを教えるサロン」「きれいになりたい…

欧米人は本当に、自己中で空気を読まず配慮ができないのか?

「欧米人は言いたいことを言って空気を読まない。でも日本人は気遣いができる」という意見をたまに目にします。言いたいことはわかるけど、「日本の尺度でしかモノを見てないからそう思うんじゃないかなぁ」と思うんですね。 「気遣いができる日本人」と自分…

「成功したから言えるんだろ」という意見に対する反論

☆本日発売の『週刊エコノミスト』で拙著の短評が載っております。よろしければぜひお手にとってみてくださいませ☆ わたしは「誰にでもできることはある」と思っています。一方でそれを、生存バイアスだと思う人がいるのも理解できます。「どうにかできた人間…

やらない理由が思い浮かぶときは、「本当にやりたいこと」ではない

昨日、現代ビジネスで『日本の就活避け22歳でドイツに脱出した私が就職できずどう生きたか』が公開されました。ヤフーニュースの雑誌ランキングで1位をとったこともあって、多くの人に読んでいただきました! ありがとうございます! で、本題。なにかをやり…

【祝・増刷!】自分の武器はだれかが見つけてくれる

おかげさまで、拙著『日本人とドイツ人 比べてみたらどっちもどっち』が増刷になりました! うれしい~!! 「増刷になった本がいい本、そうじゃなかったら悪い本」ってわけじゃないし、わたしひとりの手柄ってわけでもないけど、それでもひとつの結果として…

一時帰国して気付いた、服屋の店員に話しかけられたくない理由

一時帰国しました! 暑いね! さてさて日本に帰ったことでどんな「ちがい」を感じるのかとワクワクしていたわたしですが、さっそく起こりました。 服屋でお買い物をしたのですが、店員さんがちょっとこう……邪魔!! とにかくもう話しかけられたくない!! 正…

理不尽なクソコメント&レビューについて思うこと

おかげさまで初めての著書『日本人とドイツ人 比べてみたらどっちもどっち』を多くの人に読んでもらっています。数千もの本が売られているamazonの本のなかで、100位以内に入っていました。ありがとうございます! でも多くの人に注目してもらうということは…

【祝・出版】『日本人とドイツ人 比べてみたらどっちもどっち』発売

8月9日、新潮新書より人生初の著書、『日本人とドイツ人 比べてみたらどっちもどっち』が発売されます!! 改めてお知らせと連動して動いてるおもしろ気なアレコレ、いまの気持ちなんかをまとめました。