Fラン大学の葛藤。日本の大学制度は終わってる

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「Fラン大学の教授」がインタビューに答えている記事があったので、取り上げます。

 

▼元記事

toyokeizai.net

何回も言いますが、日本の学歴はお金で買ってるだけです。マジで終わってます。

喧嘩売るつもりはないけど、Fラン大学は全部なくせばいいと思う。勉強が苦手な人が大学に行ってなにするの? 勉強? すごく不思議です。

 

Fラン大学の葛藤

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記事でもFラン認定されている、埼玉の聖学院大学という大学。その教授が、Fラン大学の苦悩を語っています。先に言っておくと、わたしは聖学院大学を知らないので、貶めるつもりはまったくありません。

 

Fランというのは、偏差値をつけられないくらいレベルが低い大学のことです。俗に言えば、「名前を書けば受かる」的な大学のこと。

 

奨学金借りてFラン大学に進学?

わたしは、Fラン大学の存在に意義を感じません。偏差値50が平均だとして、平均以下の学問レベルの人たちが大学に進学したところで、意味がないと思っています。

 

日本の大学の学費は、ほかの国から見ても相当高い部類です。逆に言えば、「金を出せば四大卒」の肩書きを手に入れることが出来ます。だからこそ、多くの学生が奨学金という名の借金を背負うのです。

 

ですが、意義を感じないFラン大学のために奨学金借りるって、あまりにメリット少なすぎませんか?

 

 「日本の大学経営が、奨学金という名の借金で支えられていることは、まぎれもない真実。パチンコホールにサラ金のATMが設置されて批判を浴びましたが、今の大学はこの状況と重なる部分がある。大学に進学したかったら奨学金を借りてこい、というのですから。何とも気が重いことです」

 

気が重いならやめよ!!??

素朴な疑問なんだけど、本当にそこまでの学費必要なんですか? 私大とか、なんのためにあんなお金集めてるの?

 

たぶん教授への給料なんでしょうけど、教授だってまともな講義してる人なんて一握りですよ。

 

教育は国の次世代を育てるための大切なものなのに、なんで学生からそんなにお金を巻き上げてるんですか? 理解不能です。

 

(聖学院大学の)学費は、4年間で450万円。これに生活費が加わることで、学生は卒業までに約800万円程度を負担することになる。一般的な文系の私立大学なら、この程度の費用がかかることは普通だ。聖学院大学では、「面倒見のいい大学」であることを、大学の強みとしてプッシュしている。

 

いやいや、面倒見なきゃいけない大学生なんて進学しない方がいいんじゃないの? どういう意味で「面倒をみる」のかわからないけど。就職対策ってこと?

大学生になる人は基本的に、もう選挙に参加する権利も持っている大人ですよ。

 

ぶっちゃけ言えば、Fラン大学の授業の質が、その学費に見合うとは思えません。いや、質がどうこうというよりもレベルが低いと思います。

 

アルバイトは大学教育のライバル?

学費が高いので、大学生は必然的にお金が必要になります。

文系なんかは特に時間もありますし、多くの学生がバイトしてます。わたしもかなり働いていた方だと思います。

 

学業以外のことに関心が向いている学生も少なくない。どのようなことに関心が向いているかというと、それは飲食など、サービス産業のアルバイト。もはや大学教育のライバルといっても過言ではない存在だ。

「学生は、4~5時までバイトを一生懸命やって、授業に出ていても寝ていることも多い。朝9時から元気に授業を受けるのは、厳しいのでしょう」(同)。

目先のバイトを優先して講義に出ず、結局留年してしまうケースもあるという。奨学金を借りて大学に来ても、その時間をアルバイトに振り向け、年間の学費80万円を無駄にしていては本末転倒だが……。

 

そういう大学生はバイトを優先したんじゃなくて、大学を捨てただけだと思います。その気になったら週5で居酒屋バイトしてても、単位全部取れますよ(経験談)。

 

金銭的に余裕がなくてバイト、そして留年なら学費や奨学金に問題がある。バイトにのめりこんで留年するなら自己責任。

そして忘れちゃならないのが、「そんなモチベーションで大学に行っても、大半の学生がある程度単位を取れる」ことですよ。

 

 

 

楽をしようとフリーターになる学生たち

大学卒業してから半年間フリーターやったわたしですが、まわりはみんな就職していました。

フリーターになった理由は、「ドイツに行くのに就職活動に時間と労力を使いたくない」「大学4年時にフルタイムで働いてたからそのままでいい」ってところでした。

 

「もちろん、アルバイトをしないと生活が難しい場合もあるし、それをこなした上で一生懸命勉強して、成果を出している人もいますよ。ただ、バイトを全力でやって月に20万稼げるとなると、就職活動から逃げてしまう人も……。『苦労して就職活動して、大学を卒業しなくても同じじゃないか。バイトでいいじゃないか』って、浅薄な判断になっている」(同)。

 

そもそもバイトで月20万稼げる環境ってすごいよね……。

ブラック企業なんて言葉が流行るくらいなんだから、フリーターでそこまで稼げるなら別にいっかーってなりますよね。

 

軽薄って……。人の人生なんだから、別にいいじゃん。就職しないからなんなの? 大学の評価が下がるから大学生は就職すべきなの?

 

さらに言えば、Fランのレベルの大学の授業を受けるくらいなら、バイトしていた方がまだ有意義だと思います。

 

Fラン教授が語る「進学すべき理由」

聖学院大学は、高校生向けのパンフレットで「なぜ進学すべきなのか」と問いかけているそうです。「え、勉強したいから行くんじゃないの!?」とカルチャーショックを受けました。

 

わたしの高校は進学が当たり前だったのですが、たぶんそういう高校は相手にしていないんでしょう。だから「進学すべき理由」を伝える必要があるんですね。

 

勉強したいことがあるなら大学に行けばいいし、働きたいんなら就職すればいいんじゃないの? としか思わないのですが。

 

大学に進学すれば、4年間で約500万円の学費がかかること。高校を卒業して働けば、年間約200万円、4年間で800万円稼げること。大学卒業の22歳の時点で、実に1300万円の差が生じることになること。 (略)

また、多くの企業が、「求める人材 大卒以上」としており、大卒資格がないと求人の応募もできないということを指摘しつつも、「大卒学歴の有利さを発揮できるのはどんな大学生活を送ったのかという本人の努力も大切なことです。大卒であれば、誰でも安定して高賃金の職につけるわけではありません」と明言している。

 

「1300万円で大卒の肩書きが買えるよ。でもだからといって楽して稼げるわけじゃないよ」って……。そんなこともわかってない人が大学で学んでるの!?

 

「大卒」を重視してる企業ってなに考えてるんでしょうね。Fランの大卒と偏差値70の高卒だったら、後者の方が勉強できると思うけど。「大卒」ってレッテルでなにを見たいかわかりません。

 

そしてその風潮を「大学に進学するメリット」と説いている教授がいることも理解できません。ねぇ、勉強は?

 

日本の大学制度は終わってる

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ここで最後に、一番わたしが「へ??」となった部分を紹介しましょう。

 

「学生と一緒に奨学金の返済計画を立てたり、われわれも指導できればと思っている。入学した学生に対して、きちんと見通しを与えなければ、教育機関として責任を果たしたとはいえない。他の大学ではこうした指導について手をつけられないところがほとんどではないでしょうか」

 

この教授はきっと教育熱心なんでしょう。大学の教授より中学校とかの方が似合ってるような。勝手な感想だけど。

 

教育機関は学生の進路を確保しなきゃいけないんでしょうか。大学って勉強する場所だと思ってたんですが、しつけする場所でもあるんですか?

大学生なんてそこそこな大人なんだから、進路相談的なの必要? 個人面談必要な大学生ってどうなのよ。

 

何度も言うけど、この大学が、この教授がどうこうってわけじゃないんです。ただ日本の大学教育が終わってるなぁーって。理系は知りませんが。

 

わたしは大学が好きだったし、楽しかったし、留学もできたから、行ってよかったと思います。お父さんとお母さんのおかげです。が、勉強に関して言えば、自力でドイツ語勉強していました。

もっと大学で勉強したかったよ……。

 

日本の大学制度は本当に終わってます。学費が減って、授業の質があがって、卒業がもっと難しくなればいいのにね。それでこそ大卒の価値があるというもの。

がっつり勉強したいのなら、海外に出たほうがいいと思いますよ。

 

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引用元:奨学金が支える「Fランク大学」の葛藤と不安 | 学校・受験 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準