悪名高いドイツ鉄道(ドイチェ・バーン/DB)。先日IC(新幹線みたいなもの)に乗ったときに、なんと75分遅延、目的地に着いたときは2時間以上も遅延していました。
ドイツ鉄道は遅延することが多いので、ドイツ旅行中に電車が60分以上遅延したら、ちゃんと払い戻ししてもらいましょう。
今回は実際わたしがどう払い戻したかを詳しく紹介していきます。
ドイツ鉄道の遅延による払い戻し対応
日本で電車が遅れることなどほとんどないので、遅延し放題のドイツ鉄道の様子を見て愕然とした方も多いと思います。が、「不運だった」と諦めるのはちょっと早いですよ!
60分以上の遅延なら、払い戻し対応をしてもらえます。
わたしが乗ろうとしていたICが遅延したため、人生ではじめて払い戻しをしてもらうことに。
実際:デュッセルドルフ 15時42分発→マインツ 18時44分着
⇒ぎりぎりだけど2時間以上の遅延!!
払い戻しがあることは聞いていたので、実際にやってみることにしました。
IC/ICEが遅延!ドイツ鉄道の補償
国際電車(IC/ICE)が遅延した場合、以下のような補償を受けられます。
・60分以上の遅延→25%払い戻し
・120分以上の遅延→50%の払い戻し
この遅延というのは、目的地に着いたときの遅延状況です。たとえばデュッセルドルフで乗ったときには70分遅延していても、目的地のマインツに着いたとき遅延が55分なら、補償は受けられなくなりますので注意してください。
あくまで到着予定時刻に対してどれだけ遅延したかが補償対象になります。
普通電車・その他の電車が遅延した場合は?
わたしの電車はICだったのですが、普通電車の場合も補償を受けられるようです。ちょっと調べてみました。
とあるページでは「Streckenzeitkarte(短い区間の切符)、Schönes Wochenende Ticket(週末安くなるチケット)など特殊なチケットだと払い戻しなし」って書いてあるんですが、ちがうページでは60分以上の遅延なら払い戻しありになってるんですね。最大25%。
そのうえ、こんなことも書かれています。
出典:Fahrgastrechte - Regelung im nationalen Eisenbahnverkehr
これを見ると払い戻しがあるわけですが……
なんかよくわからないので、とりあえず1時間以上遅延したら窓口に確認に行くことをおすすめします。
でも鉄道のカードを持っていない&ファーストクラスを指定していなければ、Zeitkarteの場合最大で5ユーロしか返ってこないようです。ちなみに、4ユーロ以下の切符には払い戻しはありません。
それを考えると、手間の方がかかるかなー?って印象ですね。
ドイツ鉄道で遅延による払い戻しの方法
払い戻しの方法は簡単です。
まずネット上で、書類を用意します。書類はこちらから。補償は払い戻し、もしくはギフトカードを選べます。ざっくりですが、記入方法はこんな感じ。
これを持って、駅にあるインフォへ向かいましょう。遅延した電車のぶんの切符も忘れずに!切符のコピーでは払い戻しできません。
インフォで書類を渡し、チケットを見せ、現金での払い戻しを希望することを伝えたらお金が返ってきました。かんたん!
わたしの遅延は2時間以上だったので、半額の40ユーロが返金されました。2時間以上の遅延はかなりのストレスだったけど、半額になったと思えばまぁ納得できなくはありません。
もしすでに移動しちゃってドイツにいないよ!ということでしたら、書類を郵送することも可能です。郵送の際はこちらをご参考に。
ドイツ鉄道で遅延した場合は払い戻しをしよう
電車の遅延はストレスになるもの。1時間以上となったら、滞在予定が大幅に狂うこともあります。そのときはちゃんと払い戻しをしましょう。
乗り換えに支障が出た、旅行がぶち壊しになった……といった特殊なケースも、窓口で相談してください。
IC、ICEなどは基本的に切符と書類を持っていくだけで25~50%返ってきます。が、あくまでわたしのケースなので、払い戻しに関しては自己責任でお願いします。
ではみなさん、よい旅を!