土曜日、引越しました。引越しの2週間前に家が決まり、引越し1週間前に引越し業者を決め、ダンボールが届かず引越し前日に荷造りをはじめるという、なんとも慌ただしいものでした。
新居は広いし日当たり良いしみんな優しいし、いい感じです。彼いわく、「夜立って小をすると星がキレイ」だそうです。
お父さんの仕事の影響で転勤が多かったので、「引越しなんて楽勝」だと思っていたけど、甘かった。世の中、知らないことばっかりでした。
知らなかったこと1:ぼったくり業者の存在
ドイツでは、友だちに引越しを手伝ってもらうことが多いんですね。でもわたしたちの場合はソファとベッド、冷蔵庫、キーボードなんかがあるので、素人がやるには厳しいんじゃないかという話になりました。
家具に傷ついたらイヤだし、それで友だちとトラブルになってもイヤだからね……。
で、引越し業者にネットで見積もりを出してもらうことに。なにを持っていくのか、ダンボール何箱なのか、などを記入。
見積もりを依頼した4社のうち3社は、400ユーロ程度とのこと。安い。
でももうひとつの会社は、750ユーロもかかるそうで。しかも、運ぶ家具を写メで撮って送ってくれって。
わたしは「面倒くせぇなぁ。安いほうでいーじゃん」って思ってたんですけど、彼は750ユーロのほうに即決。理由は、「値段はこれで固定って書いてあるから」だそうです。
調べてみたところ、引越し業者とのトラブルはかなり多いらしい。安く見積もりしておいて、実際はどんどん追加料金を上乗せする手法。
見積もりの4倍の値段になった、払わないと家具を引き渡さないと言われた、などなどいろんな情報が出てきました。
割高かな?って思ったけど、4人のめっちゃ気のいいおっちゃんがめっちゃ素早く丁寧にやってくれたので、やっぱりちゃんとしたところにお願いしてよかったです。シャンパンあげたらすごい喜んでくれた。
知らなかったこと2:いろいろ時間がかかる
いままでは学生寮に住んでいたので、入居してすぐにネットが使えたし、地下に共用の洗濯機もありました。家具も備えつけ。すぐ生活できたんです。
でも今回の引越しでは、当たり前ながらそういうのは全部自分でやらなきゃいけません。
実はわたし、今回の引越しまで、洗濯機がどれくらいの値段なのか知らなかったんですよねー。で、ネットもちゃちゃっと申し込めばすぐに使えると思ってた。
洗濯機がけっこう良い値段するうえ配送に5日近くかかるらしく、洗濯物がたまりに溜まっています。
ネットが使えるのは1ヶ月後。とりあえずWi-Fiのルーターを買ったんだけど、家が古くてふつうのLANケーブルじゃダメでした。
なんやかんやあり、週明けにやっと家でWi-Fiが使えるようになるっていう……。
知らなかったこと3:思ってた以上に手続きが面倒
いま思えば、家族で引越すときはお母さんがすべての事務手続きをしていてくれてたから、引越し=ワクワク!って感じだったんですねー。
自分でやるとなると、クッソ面倒くさい。
月額の定期の変更もいろいろと面倒だし、住民票や郵送物の転送届け?みたいなやつとか。
かかりつけ医変えるのも面倒。月1~2回通院してるから引き継ぎお願いしなきゃいけないし、専門医どうするかとか、もう面倒くさい!!
しかもわたしが引越したのは、郊外なんですね。役所はまわりの地域を総括してる場所まで電車で行かねばならぬのです。これがまぁ面倒くさい。
市役所はこの駅で降りて、外国人局はこっちで、みたいな。外国人局めっちゃ遠くて笑ったわ。
あとね、古い家だから暖房の調子悪くて。週末雪降ってたのに、暖房まともに効かないんだよ!土日は連絡つかないし!寒くて寒くてつらかったよ!!
知らないことを経験して成長していく
いままで、面倒な手続きはお母さんや彼がやってくれていました。
でも今回は頼りになるお母さんはいないし彼は仕事だしってことで、できることはちゃんと自分でやってます。
当たり前なんだけど、実際全部イチから自分でやるのって、本当に面倒くさい!
しかもなにも知らないから、そもそもどこに行ったらどの手続きができるとか、この契約にはこれくらいの時間とお金がかかるとか、そういうことをまったく知らなくて。
引越しを通じて自分の経験不足や知識不足を痛感しましたね。まじでなんもわからん。
いま「あれやらなきゃ」「これやんなきゃ」っててんやわんやだけど、ゆっくり全部こなしていけばちょっとは世間というものを学べるのかなーって思ってます。
とりあえず今日は洗濯器が来る&住民登録に行ってきます。