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ドイツ発 雨宮の迷走ニュース

ちょっと尖ってるらしいオピニオン系ブログ。海外生活やライフハック、その他ニュースなど。

「とりあえず謝っとけ」って風潮に負けるな!人間力が落ちるよ

日本について思うこと
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「とりあえずここは謝っとけばいいから」と言われたことはありませんか? パターンとしては、「まず謝ってから意見を言うべき」という場合と、「謝って穏便にすませろ」という場合があると思います。

 

でもわたしから言えば、どっちの状況もバカらしいです。

謝るのはかんたんだけど、まわりに流されてあっさり謝ると、あなたの人間力が下がりますよ。

 

とりあえず謝るのは負けだ

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勝ち負けではないんですが、あえて「負け」という言葉を使います。

 

謝るということは、自分の非を認めるということになります。つまり、「自分に問題の原因があり、悪いことをしたことを理解した」という姿勢をあらわすことになります。

 

「とりあえず」で自分の非を認めて謝っちゃっていいんですか?

それで穏便に済む場合はいいけど、済まなかったらどうするの? もう自分が悪いって言っちゃったのに。

 

とりあえず謝るパターン

「とりあえず謝っとけ」という場合、2つのパターンがあります。

 

まず謝ってから話し合うべき
謝って穏便に済ませるべき

 

これ、両方とも意味がわからないんですよね。

 

謝ってから話し合う?

「まず謝ってから話し合う」っていうのが一番理解不能です。

謝ったら話し合うもなにも、あなたが悪いって認めてるんだから、謝り続けるしかなくなるじゃない。なにを話し合うの?

 

たとえば交通事故を起こしてしまったとかで、「自分に完全に非があって、謝ってから話し合い」ということもあるでしょう。それはわかるし、必要な謝罪。

 

でも、こういう場合ならどうでしょう。

 

「納期を2週間短くするから」
「すみませんが、できません」
「やれといったらやれ!急いでるんだ!」
「申し訳ありませんが、スケジュール的に……」

 

ここで謝るのは、わたしは納得いきません。

 

なんでこっちが謝らなきゃいけないの? 向こうに事情があるのもわかるけど、それなら向こうが「無理を言ってすまないが」って謝るべきでは?

 

ここで「申し訳ありませんが対応できません」って謝っちゃったら、対応できないあなたが悪いと認めることになります。

これって本当に、あなたのせいなんですか?

 

「まず自分の非を認めて、相手の機嫌を良くしてから話し合う」ことが有効な場合もありますが、↑の例で言えば、「本当にすみません。○日までになら……」みたいに自分がへりくだる必要ってありますか?

 

謝ったら穏便に済む?

もうひとつ、「謝っとけば済むから」という風潮。

 

家具屋で働いていたとき、大雪で家具の配送が不可能になりました。 そのとき手分けしてお客様に電話をかけて、謝りました。

 

そこで本当に起こったやりとりです。

 

「いいから家具を持ってこい!」
「申し訳ありませんが、ほかのお客様にもご理解いただいておりますので……」
「そんなの知るか! そっちの都合だろう!」
「誠に申し訳ございません。ですが……」

 

これ、あなたが悪いですか? だって家具屋の上にだけ雪が降ったわけでもないし、ご発注で配送不可能になったわけでもない。完全なる不可抗力。

ドイツだったら、「配送できませんので、後日配送します」で終わりです。

 

たしかに、謝ったら穏便に済みます。でも謝る=自分の非を認める、ということですから、「そんなの知るか、もってこい!」と言われれば突っぱねることはできなくなります。

だってあなた謝っちゃったもの。自分が悪いって認めたんだもの。

 

結局は、そういう人だけ無理して配送することになりました。それも不公平だよね。文句言ったもん勝ち。

 

たしかにサービス業をしていたら、頭を下げれば穏便に済む状況は多々あります。でも、自分が悪くないことでも謝らなきゃいけないんでしょうか。

お客様に誠実でいるべきなのはわかりますが、日本はちょっとやりすぎでは?

 

もちろん、相手にけケガをさせてしまったときや、こっちのミスで相手に迷惑をかけてしまった場合は、ちゃんと丁寧に謝るのは当然ですけどね。

 

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口癖でとりあえず謝っちゃう

で、こういうことを言うと、「そういう考えだと友達できないよ」とか「社会で生きていけないよ」とかってありがたいお言葉をいただきます。

 

でもわたしからすれば、みんなが無意味に謝りすぎなんですよ。

 

わたしは先日、バイト中一度も謝らないで過ごしました。それで思ったのは、「ちゃんと謝るべきタイミングって意外と少ない」ことです。それなのに、口癖のように「すいません」と言っていました。

 

謝りすぎると、あなたの人間力が落ちます。

人間力というのは、こういうことです。

 

人間力に関する確立された定義は必ずしもないが、本報告では、社会を構成し運営するとともに、自立した一人の人間として力強く生きていくための総合的な力と定義したい

人間力 - Wikipedia

 

適当にとりあえず謝ってても、力強く生きていけないじゃん! むしろ自分を貶めてるじゃん!

 

いやね、謝っとけばいい場合もありますよ。気分屋な上司の叱責とか、クレーマーのいちゃもんとか。謝り続ければ、いつか嵐は去るでしょう。

 

それが賢い対応なのはわかるんだけど、わたしはそれができません。だってわたし、悪くないもん。

わたしが悪いんなら、どこが悪いか教えてほしいよ。それで悪いって思ったら心の底から謝るよ。

 

「じゃあクレーマーに対しても謝らないの?」と思うかもしれませんが、こっちに非がなければ謝らないし謝る必要ないですよ。なにに対して謝るの?

相手に合わせて融通を利かせたら、いいお客さんが損しちゃうじゃないですか。

 

「自分が正しいと思っていて、謝らない人間なんだな」と思われそうですが、それはあなたが謝り慣れ、謝られ慣れていて、謝罪を軽く見ているからなんじゃないでしょうか。

 

今日「すみません」を使ったタイミングを考えてみてください。本当にあなたが悪いですか?

 

とりあえずの謝罪で人間力を落とすな

日本は文化的に、日常的に謝ることがふつうになっています。

 

謝れば、たしかに丸く収まることも多いでしょう。ですがそれは、あなたの人間力を落とすことになります。だって全部自分が悪いって認めるんですから。自分の立場を下にするんですから。

 

「でも無意識に相手を傷つけているかもしれない」「相手に迷惑がかかってるかもしれない」と思うなら、聞けばいいじゃないですか。

 

そこで大切になるのが、「議論」ですよ。

お互いの状況を理解するために、話し合えばいいんです。

 

日本人が議論嫌いなのはわかるけど、議論避けるためにさくっと謝っちゃうのってどうなの? 逆に不誠実じゃない?

 

礼儀として「すみません」って言っちゃう場合もあるけど、気軽に言わない方がいいです。

 

議論ってステップを飛ばしてとりあえず謝ってしまうと、あなたは完全に不利です。

話し合いというよりも、許しを請う感じになります。だってあなたが悪いって認めたんだもん。

 

「とりあえず謝る」風潮に負ければ、「とりあえず」謝ってしまいます。でも謝罪するということは、もっと重い、大切なことなんじゃないでしょうか。

 

謝るときは、自分に非があると認めたときだけにすべきです。不要な謝罪は、本当に必要な謝罪を軽くしてしまいます。

 

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