シェアハウスでのトラブル体験談10選!in ドイツ学生寮!

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わたしはドイツの学生寮に住んでいて、シェアハウス歴2年です。イヤだけどしょうがないです。

 

ドイツの学生は、多くの場合学生寮に住んでいます。安いし大学から近いし、机やベッドがそろっているのが一般的。わたしもコレです。

 

学生寮には、ワンルーム式の学生寮とシェアハウス型の学生寮があります。

 

わたしは両方に住んだことがあるのですが、いま住んでいるのはシェアハウス型です。シェアハウス型は「どの人にあたるか」で毎日の生活が大きく変わります。

 

というわけで今回は、わたしが体験したシェアハウス型学生寮のトラブルを、リアルに紹介していきます。

 

シェアハウスのトラブル

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テラスハウスなるものがきっかけで、「シェアハウスって楽しそう!」とあこがれる人が多いようです。実際楽しいこともあります。

 

ですが友達みんなと家を借りるのと、わたしみたいに「まったく知らない人と生活を共用する」のでは大きな違いがあります。

「ハズレ」にあたっちゃうと、毎日が本当にストレスの連続です。

 

トラブル1:窃盗

一番わかりやすいトラブルが、ものを盗まれることです。冷蔵庫やキッチン、場合によってはトイレとシャワーも共用なので、ものがなくなります。

コップやフォークなんかが盗まれ、冷蔵庫にあった飲み物や食べ物を勝手に使われました。

 

大切なものはもちろん部屋に置いていますが、調味料なんかはさすがに毎回部屋に戻すのは面倒だし、キッチンにしか冷蔵庫がない上個人的に冷蔵庫を買うことは契約違反なのでできません。

 

煮込んでいたカレーを勝手に食べられてブチ切れたこともあります。鍋見たらカレーが減ってたんですよ、どうかしてるぜ!!

 

何度言っても返さないので、大家さん立ち入りのもとシェアメンバー全員で部屋へ行って、盗まれたものを全部返してもらいました。

それでも食べられたカレーは返ってこない……。

 

Airbnbのトラブルでも盗難は結構あるみたいですね。

 

トラブル2:騒音

そして、騒音。ある程度はお互い譲歩するのですが、譲歩できない場合もあります。窃盗は明らかにアウトですが、騒音は「どこまではOKか」の線引きがむずかしい問題です。

 

となりの部屋の人が、常に歌っている人でした。いつでもどこでも歌ってる。共用キッチンで料理しているとその人が歌いながら入ってきて、歌いながら洗い物をする。

 

部屋の前を通れば歌が聞こえる。部屋にいてもとなりの部屋だからたまに歌が聞こえる。

 

これはもううっとおしいなんてものではありません。

 

ほかのシェアメンバーと署名付きで「歌うことを控えること、22時以降は歌わないこと」を求めてサインさせました。それを大家さんにも渡し、解決。その人はすぐ引っ越したけど。

 

あとは夜中まで大音量で音楽を聞く人もいて、「ヘッドフォンを使ってくれ」と言ったら、嫌がらせのように音量を上げてきた人もいました。

 

対抗して、朝6時に相手の部屋の前でピアノによる弾き語りを披露しました。やめてくれた。

 

トラブル3:汚す

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清潔さというのもすごく個人差があって、文化の差(かんたんに言えば母国の生活水準)でも大きく変わります。ですが「ある程度」のマナーはお互いに必要です。

 

窃盗で例に挙げた人は、こっちもアウトでした。

 

汚れた皿や鍋は1週間放置、共同のシンクなのに勝手に水を張って汚れた食器を入れて外出。その間わたしたちはシンクを使えません。

 

やっぱり何度言っても態度を変えないので、彼が放置しているきったない食器や調理器具を毎回床に放置。するとむこうもブチ切れてこっちの私物を隠してきたので、迷惑行為をするたびに写真をとって、逆切れしたときの音声を録音、大家へ届けました。

 

その人は自分の部屋のゴミを共用キッチンのゴミ箱に入れてほかの人に片づけさせていて、窃盗のこともあり、強制退去となりました。

 

トラブル4:人を連れ込む

これは歌を歌ってた人ですね。女癖が悪いようで、いつもちがう女の子が出入りします。朝7時に起きてキッチンに向かうと、男物のTシャツだけを着て生足むきだしの女の子と鉢合わせたりなんてしょっちゅう。

 

特に問題ってほどでもないんですが、びっくりしますし、やっぱり不特定多数の人が自分の生活領域に入ってくるのはイヤです。

 

たまにならもちろん問題ないし、よく来る人とは友達になったりします。ですが上の窃盗の人の友人は、まぁ類は友を呼ぶということで、迷惑な人が多かったです。

 

なぜかわたしのところに毎回「ドライヤー貸してくれ」「掃除機貸してくれ」と言ってきました。自分の家帰ってやれよ。

 

生活スペースを共有しているので、正直あんまり人を連れ込んでほしくはないです。たまにならいいんだけどね。

 

トラブル5:パーティー

ドイツだと、ホームパーティーの際はクラブのように音楽をかけます。うるさいです。

 

「誕生日だから」などと言われていたら、「まぁ1日くらいはね」と理解できるのですが、しょっちゅうホームパーティーを開く人がいるんです。迷惑です。

 

一度酔っぱらった人が部屋の鍵を壊して侵入しようとしてきたので、朝4時に警察を呼びました。同棲しててよかったと心の底から思いましたね。

 

キッチンで洗い物しているときにも酔っ払いに絡まれて、「日本人~? かわいいねぇ~」なんて言われたので、殴りそうになりました。

 

こっちもそのテンションならいいんですが、こっちはただの日常なわけで、パーティーを頻繁に行われるとたまったものじゃありません。

 

 

 

トラブル6:言葉の問題

学生寮には、わたしがそうだったように、留学生も住んでいます。というか、留学生はかなりの確率で学生寮に住んでいます。

 

それはいいのですが、英語でもドイツ語でも意思疎通ができない人もいました。

 

その人はキッチンにあるものはすべて共用だと思っていたようで、悪気はなかったんですが、わたしたちのものを勝手に使っていました。どうにか伝えようとしてもわからなかったので、google翻訳で伝えました。

 

それは解決したんですが、生活をともにしていると、顔を合わせたら多少の雑談することが当然になります。

 

正直、まったく意思疎通ができない人と雑談をしなきゃいけないのは疲れます。

 

トラブル7:防犯

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わたしはいま、彼とほかのシェアメイトの3人と同じ鍵で「家」に帰ります。

一軒屋のように、玄関の扉に鍵があって、それプラス各部屋に鍵があるイメージですね。住所も共有、同じ郵便ポストです。

 

個人の部屋にも鍵があって、さすがにそれはみんなちがうんですが、部屋にいるときは基本鍵はかけません。だから、共用の扉は必ず閉めます。

 

が、それをいつも開ける人がいました。その人は部屋のドアも開けっ放しです。文化らしいです。

 

文化はどうでもいいんですけど、扉あけっぱなしだとだれでも入ってこれちゃうし、ドアが開けっ放しだと前を通るときなんか緊張しちゃうじゃないですか。

 

なので、「防犯上問題があるから閉めてくれ」とお願いしました。まさか部屋の扉を開けっ放しで生活している人がいるとは思わなかったのでびっくりしましたね。

 

トラブル8:悪口

ちょっと被害妄想が強い人にあたったことがあります。

 

その人は日常の小さなことを理由に、いっつも悪口を言っていました。わたしにはシェアメイトAの悪口を、AにはBの悪口を、Bにはわたしの悪口を、みたいな感じです。

 

知らない人との共同生活となれば、不満はあるでしょう。

 

でも「話しかけたのにあんまりうれしそうじゃなかった」やら「いつも家にいるから友達いないんだよ」とか言われてたらうっとおしいです。

 

どうしてもお互いの生活が筒抜けになるので、まるで監視されているようですごく不愉快でした。みんな相手にはしてなかったけど、それでもやっぱりイヤ。

 

シェアメイト全員で話し合いの場を設けましたが、性格はなかなか変わりませんからね……。

 

 

 

トラブル9:しつこい

人によっては、住んでいるところに知り合いもおらず、土地感がないこともあります。だからさみしいのもあるのかもしれませんが、一度、すごく誘ってくる人がいました。

 

「スーパーどこにあるの? 連れてって!」くらいはまぁいいですよ。わたしも買い物しなきゃいけないし。

 

でも、「モノポリーやろうよ」「日本食会やってよ」「一緒にアニメを見よう」とかなりの頻度で誘われました。

 

悪気がないのもわかるし、誘われてイヤな気はしません。が、あまりに頻繁だと疲れます

 

一度「アニメの誘いは断ったのに音楽は聞いてるんだね?」と言われて背筋がぞっとしました。部屋の様子をうかがっていたんでしょう。

 

やっぱりシェアハウスで生活するなら、距離感を保ってほしいです。

 

トラブル10:面倒

これを全部まとめると、「面倒くさい」ってことですね。

 

熱が出てフラフラでも、人に会ったら笑顔であいさつしないといけません。お酒を飲みすぎて頭が痛くても、「テストどうだった?」と聞かれれば無視はできません。

 

わたしはシェアメンバーと基本交流したくないので、料理の時間がかぶったりするとすごく面倒くさいです。その人がいい人でも、わたしは音楽聞きながら料理したいわけです。

 

でもコミュニケーションを拒否はできないので、どうしてもある程度付き合う必要が出てきます。これはわたしの問題でもあるけど、面倒くさいです。

 

一緒に住んでいる以上、「気分がのらない」とコミュニケーションを拒否することはすごく失礼です。問題になります。相手もドライならいいんですが、そこらへんは妥協ですね。

 

シェアハウスのトラブルも乗り越えよう

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シェアハウスというのは、多くの人と出会える場。お互い困ったら助け合えるし、異国の地でも、まったくの1人よりは安心でしょう。いいところもあります。

 

ですが生活を共有することを考えると、どんな人に当たるかでずいぶん変わります。

 

ドイツでは「正式な手続き」が常にものを言うので、迷惑な人がいたら写真や音声で記録して書類にしたものを大家さんにわたし、大家さん立会いのもと話し合いなどが行われます。

 

日常生活で我慢ばっかりしてたら、本当にストレスがたまります。なにかトラブルがあったときは、ほかのメンバーと結託して書類にまとめ、「もうしない」ことを誓約させましょう。破ったら追い出しましょう。

 

シェアハウスで生活するなら、このようなトラブルが起こる可能性も考慮に入れておいた方がいいですよ!!

 

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