「顔より中身」は嘘っぱち!対立関係じゃなくて相関関係にある

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世の中の風潮では、顔より中身を見ることが大切だとされています。でもわたしはそこで、「そうかなぁ?」と思うわけです。

 

「顔か中身か」という話になると、「どっちを優先させるか」という話になりがちですが、「顔⇔中身」という図式はちょっとちがうんじゃないでしょうか。

 

だって「ブサイクだと思ってたけど、性格を知ってからかっこよく見える」ことだってあるわけだし、「笑顔が好きだって思ってたけど、性格を知ってから胡散臭く見える」ことだってありますよね。

 

顔、つまり「どういう見た目をしているか」というのは、見る側が「相手の性格をどう思っているか」も含まれていると思うんです。

 

それなら対立関係じゃなくて、相関関係ですよね。

 

顔より中身は嘘っぱち

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以前、後輩が目ん玉が飛び出るようなびっくり発言をしていました。

 

「俺、友達でも彼女でも、顔がいいやつとしか付き合わないから」

 

えぇ……(ドン引き

 

逆に言えば、結構仲が良かったので「わたしってカワイイのかな/////」とか思ったわけですが、それにしても引きました。

友達なら顔なんてどうでも良くない? 付き合うわけじゃないんだし。

 

そのときはそう思ったんですが、いま思い返してみるとちょっと思うこともあるんです。

 

わたし、仲いい人の顔、もれなく好きだわ。

 

顔がいい人は好感度が高い

昔は客室乗務員の募集要項に、堂々と「容姿端麗」と書いてあったらしいですね。

 

顔採用、なんて言葉もあります。なんでそんな採用基準があるかというと、「顔がいいと好感度が高いから」に限ります。

 

 

「顔より中身が大事だ!」とかって言ってても、やっぱりイケメン、カワイイ子ちゃんはみんな好きなわけです。

 

ぶっちゃけ、居酒屋でビール持ってきてくれるなら、イケメンかカワイイ子がいいでしょ?

脂ぎったオッサンよりも、若い子の方がテンションあがるでしょ?

 

顔より中身! とか言ってても、やっぱり見た目がいい人の好感度は高いのは事実。

見た目は人間のなかでも、大事な要素のひとつなわけです。

 

顔が大事→顔面のスペックではない

顔が大事なのは当然です。だって一番最初に捕らえる「他人」の姿ですからね。良ければ良いほどいいでしょう。

 

でもここで大事なのは、顔が大事=顔面のスペックじゃない、ということです。

 

みなさん、あばたもえくぼという言葉を知っていますか? まさにコレです。あばたは、天然痘が治ったあとに残る、皮膚のくぼみです。

 

あばたなんて、なければない方がいいに決まってます。それでも好きになると、そのあばたさえも愛しくなるわけです。

 

「テヘペロ★とかイラっとするけど、好きな子がやるとかわいいいーー!!ってなる」現象みたいなことです。

 

顔⇔中身という図式だと忘れがちですが、実際わたしたちは、顔を通して中身を見ているわけです。

 

顔が良ければ残念な中身でもちょっと美化しちゃったりしませんか? 逆を言えば、中身の魅力に気づけば、外見もプラスに見えてくるんです。

 

最初「あばたかぁ……」という色眼鏡で見ていても、中身が魅力的だったら、見た目も自然と魅力的に見えてくるんですね。それこそえくぼみたいに。

 

だから顔⇔中身ではなく、中身ありきの顔だと思うんです。

 

そう考えてみると、わたしも彼氏とはじめて出会ったときは、ぜんぜんカッコイイと思ってませんでした。

いまは付き合った時より10キロ以上太ったけど、それでもいまはカッコイイと思っています。っていうかかわいい。

 

わたしの友達も、客観的に見てカッコイイ、カワイイ人もいます。でも客観的に微妙な見た目であっても、主観的に見たらみんなカッコイイしカワイイと思ってます。

 

だってその人が好きだからね。

 

そう考えると、「顔よりやっぱり中身が大事だよね!」っていうのは嘘っぽいです。中身が好きなら顔も自然と好きになるし、魅力的にうつる。

 

どこかで見たんですが、知らない人の写真を見たとき、「犯罪者」と思って見ると「人相が悪い」と言い、「保母さん」と思って見ると「優しそう」と言ったなんて実験もあります。

 

 

 

顔は中身を表している

とはいえ、平均的に考えて「こいつはブサイクだ」って人もなかにはいます。

 

そういう人は、中身で勝負するしかないのでしょうか。カッコイイ、カワイイ人に対して圧倒的に不利なんでしょうか。

 

たしかに、見た目がいいに越したことはありません。でも見た目が悪かったら人生詰むんでしょうか?

 

たしかに、不利になることもあるでしょう。でも顔って生まれつきだけのものではないはずです。

 

東野圭吾さんの『ゲームの名は誘拐』という本でも、「まわりの環境、どう生きてきたか、なにを考えてるかなどで顔が変わっていく」と書かれています。

 

手元にないから引用できませんが、顔というのは、いままでの人生を表しているといった趣旨でした。

 

ブス専って言葉があったり、美女と野獣だといわれるカップルもあるでしょう。ユッキーナとフジモンみたいな。

 

じゃあユッキーナは、「中身でフジモンを選んだのか?」と言うと、決してそれだけじゃないと思うんです。

 

まわりにとってはブスでも、その人の人間性が素敵だったから、顔も魅力的に映った。だから付き合った。そうじゃないでしょうか。

 

まさにあばたもえくぼです。

 

「ブサイクだけど中身がいいから付き合った」っていうよりも、「ブサイクだけど中身がいいから、外見も魅力的に見えてきて付き合った」って流れだったんじゃないかな?

 

結局人間は顔が大事

やっぱりみんな、窓口で対応されるならイケメンやカワイイ子がいいわけです。付き合うのだって、顔がいいに越したことはない。

 

顔より中身! って言ってたって、恋愛対象として見るためのある一定の外見レベルってのもあります。顔がいいから許されることだってあるでしょう。

 

世の中は明らかに、「顔がいい人間」が得です。人間顔が大事なわけです。

 

でも顔が大事だからって、顔⇔中身っていうわけじゃありません。

顔って、ただ生まれ持った顔面のスペックだけかと言えば、決してそうじゃないんです。

 

歩んできた人生によっても人相は変わるし、相手が自分のことをどう思っているかでどう見えるかが変わってきますからね。

 

だから顔と中身は相関関係にあるわけです。

 

「じゃあ結論はなんなのよ」っていうと、やっぱり顔が大事だけど中身ありきだから、顔も中身も磨こうねって話になります。

 

ありきたりすぎてびっくりだけど。

 

顔って言うと顔面のスペックばっかりが浮かびますが、女なら化粧である程度どうとでもなるし、男性だって髪型や眉の形なんかで印象も変わります。

 

顔面スペックだけじゃなくて、表情や話し方だけで「どれだけ魅力的か」は変わってきます。

 

顔が大事って言っても、その「顔」に含まれる要素はたくさんあるんですね。

 

で、忘れちゃいけないのが、中身ありきの顔だということ

 

顔はもちろん大事だけど、人間は相手の顔を通して中身を見るわけだから、中身が悪ければ顔も悪く見えるわけで、その逆もしかり。

 

ってことは、結局どっちも大切で磨いていこうねって結論に落ち着くわけです。

顔と中身は反対の位置にあるんじゃなくて、むしろ相関関係にあります。どっちの方が大事、という話ではありません。

 

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