いままでわたしは、「クラウドワークスは搾取!」「単価低いし稼げない!」と思っていました。だからやっていなかったのですが、「引っ越しのためにお金を貯めよう」「そのために多くの仕事をこなそう」と思って、試しに使ってみたんです。
実際使ってみると、いままでのイメージは誤解だったとわかりました。大してがんばらずに、1週間で3万円稼ぐことができたのです!
クラウドワークスについていろいろ誤解していたので、1週間でさくっと3万円稼いだ経験をもとに、「クラウドワークスでもちゃんと稼げるよ」と言いたいと思います。
クラウドワークスは本当に稼げるのか?
クラウドワークスというのは、フリーランサーや主婦・主夫の方、副業したい人向けの、お仕事掲示板のようなものです。
発注者が「このお仕事してくれる人募集~!」と案件を提示して、「はーい、やります!」って人が応募して仕事を得るんですね。
副業として人気なんですが、いかんせん案件ごとの単価が低い。なので、「クラウドワークスなんてゴミ単価でクソ記事量産するだけだろ」と思って、使っていませんでした。
クラウドワークスは一見稼げない
案件を見てみるとわかるのですが、単価が本当に低いです。1文字0.1円なんてびくりする報酬もあります。そのくせ10万円以下の案件は、システム利用料として、報酬の20%が運営に持っていかれます。手元に入ってくるお金が少ないんですね。
クラウドワークスをやっていない人、やりたくない人の多くは、「報酬が低くて稼げない」「効率が悪く時給が低くなる」と思っているんじゃないでしょうか。わたしも「単価低くて効率悪いなぁ」って思っていたので、その気持ちはよくわかります。
ですが1週間クラウドワークスをやってみた結果、単価が低い、効率が悪いというのは、両方とも誤解だということがわかりました。
クラウドワークスの報酬は本当に低いのか
多くの仕事の単価は低いです。記事執筆なら、1文字0.5~0.8円くらいが相場かな? 1文字1円ですら「高単価」になる世界です。ですがそのぶん、仕事を得るハードルも、求められる記事のクオリティもたいしたことありません。
報酬が高ければ、下調べをして、取材に行って、何度も校正して……という作業が必要になります。
ですが単価が低い仕事は、そういった労力は求められません。さくっと書いて終わり。多くの案件でキーワードが既に決まっているので、自分でネタ探しをする必要もありません。
そう考えると、単価は低いけど労働量も少ないので、妥当な報酬ともいえます。低すぎる単価の仕事はやらなければいいだけですしね。
高単価の仕事はそれだけやらなきゃいけない作業も多いので、労力を踏まえれば「低単価が悪」というわけではないのです。
クラウドワーキングを時給換算するバカらしさ
実際にやってみてわかったのが、クラウドソーシングの仕事を時給換算するセンスのなさです。よく、「こんな案件時給にしたらいくらだよ」っていう人がいるんですが、まったくの無意味です。
そもそもクラウドソーシングっていうのは、「空いている時間に」「気軽に」「お金を稼げる」ということが前提になっています。だから、時給換算する意味がないんです。
わたしはクラウドワークスを本気でやるつもりはなかったので、空いている時間にちょこちょこやっていました。
眠くて集中力がないときに写真を選んだり、パスタが茹で上がるまでの10分で誤字脱字チェックをしたり。カレーを煮込んでいるときとか、テレビのCMの間とか、アニメのOPの間とかに記事を書いています。
そういう隙間時間にお小遣い稼ぎできるのが、クラウドワークスのメリットです。だから、時給換算しても意味がないんですよ。
それでも時給にしてみた
とはいえ労働時間がわからなければ、「いくら稼いだ」と言っても説得力がないですよね。なので、いま継続取引している3つの案件を、時給換算してみました。
3000字で1500円を1時間半で→時給1000円
2000字で2000円を1時間半で→時給1300円
現在の案件の時給を計算してみるとこんな感じです。あれ、ふつうに稼げてるぞ?
居酒屋でバイトしていたとき、時給980円でした。30分かけて化粧して髪を結んで、30分かけて行って、15分前について着替えて出勤。仕事が終わったら、10分で着替えて30分かけて帰宅。バイト以外に2時間も「必要な作業」が発生しています。
そしたら980円×5時間で4900円稼いでいても、実際プラス2時間使っているわけですよね。7時間を時給に換算すると、時給700円です。
あれ、クラウドソーシングの方が時給がいいんじゃないか?
クラウドワークスが稼げる理由
クラウドワークスで稼いでみてわかった、稼げる理由はこんな感じです。
案件がいっぱいあるから、いつでもが仕事できる
単価は低いけど、ハードルも低いから気軽にお金を稼げる
空いている時間に仕事ができるから、ストレスが少ない
気に入られたりたくさん仕事をこなすと、ボーナスが入ることも
求められてるレベルが低いから、気負わずに済む(適当でいいとは言ってない)
実働時間が短く、意外に効率的に収入を得られる
クラウドワークスで稼ぐ方法
わたしは1週間で、気付いたら3万円稼いでいました。自分でもびっくり。
・アニメ、マンガ記事:2000字~5000字で1000円~2500円を7記事→1万2千円
・美容系記事:1500字で1000円を10記事→1万円
・規定文字数以上をこなしたのでボーナス2500円
はい、これで34,500円。1週間で稼ぎました。ブログで22記事はしんどいけど、このレベルの記事を22本は楽勝ですね。
時給にすると……
・アニメ、マンガ記事:平均1時間半×7記事→10,5時間
・美容系記事:30分~45分×10記事→6時間ちょっと
執筆時間は、この記事を書くために何度かちゃんと測りました。約24時間ですね。たいしたことないです。
20%が手数料として引かれるので、27,600円の収入。労働時間24時間。時給1150円。労働時間と収入を合わせると、時給1150円のカフェバイトを12-18のシフトで週4日入ったイメージです。実際働いていたのは家で、隙間時間にやっていただけですが。
※コピペ、リライトはしていません。
クラウドワークスで稼ぐなら継続のプロジェクト案件
クラウドワークスでは、3つのパターンのお仕事があります。
タスク:作業して、受理されたら報酬をもらえる
コンペ:採用されたら報酬をもらえる
プロジェクト:契約してから作業、納品、報酬を得る
タスクはハードルが低くすぐはじめられますが、受理されなかったらお金がもらえません。コンペはロゴ制作やキャッチフレーズを考える案件が多く、採用されなければこれまた無給。無給で働くのは絶対にイヤなので、プロジェクト案件のみ受けました。
大切なのは、継続案件で定期的にお金を稼ぐこと。
クラウドワークスで仕事をするにあたって一番時間がかかるのは、「仕事を探す」「マニュアルを読む」ことです。継続型プロジェクト案件なら、両方の手間を省けます。
早く書けるジャンルで稼ぐ
とにかく早く書ける案件じゃないと、ストレスが溜まるし時間がもったいないです。なので、早く書けるジャンルに絞って稼いだ方が効率的。
グルメまとめ:画像を探さなきゃいけませんが、文字数が少ないことが多いので、書くのが遅い人にはおススメ。
美容系まとめ:文章もフランクな感じが好まれるので書きやすいです。実体験も含められるし、オシャレなインスタの写真見てるとテンションあがります。
好きなもの:わたしの場合アニメやマンガが好きなので、そのまとめ記事を多く書いています。全部見た、読んだ作品なので、驚くほど早く書き終わります。
自分がどういうときに早く書けるか、稼げるかを考えて案件を選ぶのが大切です。クラウドワークスで生計を立てるつもりがないのなら、えり好みして書きたいテーマだけ書けばいいんです。
効率的に書いて稼ぐための試行錯誤
早く書けるジャンルで継続的な案件を手に入れたら、あとは効率化! ブログでは効率化よりも内容重視だったので、「とにかく早く書く!」という意識で書いてみるのは楽しかったです。
画像の選定はどうしたら早く終わるか? どこから書けば早く納品できるか? そうやって効率化を図ってみました。いま時間を測ったらもっと時給上がっているはずです。
タイムアタックして稼ぐ
この記事を書くために、記事ごとの執筆時間を測りました。いかに「早く」「マニュアル通りに」「誤字脱字せず」書けるかとい自分との闘い。アドレナリンどっばどばでした。「時給1000円は絶対に切らない!」と考えていたので、もう頭フル回転です。
で、タイムアタックして記事を書くと、「よっしゃ終わった!1000円稼いだ!」って達成感がすごいんですよね。
ふだん時間を気にして記事を書いたことがなかったので、ある程度早く書ける人は、タイムアタックで自分の限界に挑戦してみるのもおススメです。すっごい集中力鍛えられます。
隙間時間をうまく使って稼ぐ
タイムアタックもいいのですが、わたしは飽きっぽいので、4000字の記事をぶっ通しで書くのはあまり好きじゃありません。ブログの記事も、いつも3回とかに分けて書いています。なので、基本的には隙間時間に書いています。
テレビのCMのとき、トイレ行きたいけど彼氏が入っているとき、お米が炊きあがっているのを待っているとき。こういう隙間時間にちゃちゃーっと書いちゃいます。
「記事を書くために時間を取った」という意識がないので、「気付いたら終わってた! お金稼いでた!」感があって得した気分になります。個人的に。
時間が取れるときはタイムアタックして、忙しいときは隙間時間をうまく使うのがいいんじゃないかと思います。
クラウドワークスはストレスなく稼げる
最初は、「クラウドワークスはゴミ単価でクソ記事を量産する搾取システム」とまで思っていたわけですが、やってみるとストレスなく時給1000円以上で稼げるんですね。
わたしの場合は好きなジャンルであるアニメやマンガについての案件を見つけられたこと、時間がかからず書ける案件に出会えたことによって、1週間でさくっと3万円稼げました。
よく、「時給にしたらいくらだよ」とか、「搾取されてる」とか言う人がいますが、そういうわけじゃありません。全然稼げます。生計を立てるレベルならまた変わるんでしょうが、ちょこっとやってさくっと稼ぐなら、このレベルで充分です。
自分が働きたいときに働けるし、書けばすぐお金もらえるし、なにより仕事がたくさん転がってるって素晴らしいよね。仕事さがしに必死になる必要がない。
やるかやらないかは人の勝手だけど、やったこともない人がクラウドワークス批判するのは大きな誤解によるものだと思うから、一度やってみるといいと思います。
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※2016年10月18日追記
8月からクラウドワークスを本格的に使い始め、2ヵ月半でプロクラウドワーカーになりました。