アドバイスって耳障りの良い言葉ですよね。「これはアドバイスだから」と言うだけで、批判や苦言も全部「君のため」ってことになる。とても便利です。
「わたしはこう生きます!」とか書くと、「そんなんじゃやっていけないよ」とか「甘く見ない方がいい」とかっていう、アドバイスという名のお節介コメントをいただきます。
ほかの人の「退職しました!」「フリーランスになります!」とかって記事を見ると、アドバイスを装った批判や苦言があふれています。
みんな、他人の人生の心配しすぎじゃないですか? 人の人生ですよ?
アドバイスという名のお節介
わたしは基本、他人にアドバイスを求めません。だって決めるのは自分だもん。「どうしたらいいか」なんて他人に聞いたって仕方がないじゃないですか。
それなのに、なんか勝手にアドバイスしてくる人っていますよね。他人の人生なのに、どんだけ心配してんの?
他人の人生を心配しすぎ
ほかの方のブログを読んでいると、「仕事辞めました!」「地方移住します!」「フリーランスになります!」とかって記事が溢れています。
で、そういう記事には必ずと言っていいほど、アドバイスコメントが溢れます。「そういう考えじゃダメだよ」「とりあえず就活した方がいい」とかね。
他人の人生なのに、よくそこまで心配できるよなぁ。どうでもいいよ。どうでもいい。どこかでのたれ死んでも関係ないもん。
的を射ている本当の「アドバイス」もなかにはあります。でもちゃんとした助言っていうのは、記事を本気で読んで、ちゃんとその人のことを理解して、考えないとできません。
「偉そうに他人を指導したいだけの人間」は、そこまでの労力は使わないんです。ただ一言言ってやりたいだけ。そういうとき、アドバイスって都合の良い言葉ですよね。
「あなたのためよ」アピールがうざい
アドバイスがなぜネガティブに見えるかというと、自己満足のくせに「あなたのためよ」オーラを出しているからです。
アドバイスっていうのは所詮、「夢見がちなこいつになにか言ってやりたい」って気持ちがあって、自分が満足するためにアドバイスするんです。さも「あなたのためを思ってるのよ」オーラを出してね。だからうざい。
あなた関係ないじゃない。なんで他人の人生なのにそんなに心配してるの? そんなにわたしのこと考えてくれてるの? そうじゃないでしょ? ただモノ申したいだけでしょ? いらねー!!
アドバイスがお節介な理由
他人の人生なのにいろいろと首をつっこんでくる人が多いですが、ただのお節介です。
勝手にアドバイスしてきて、無視すると「人の忠告を聞かない!」とか言う。結局自分の思い通りに他人を動かしたいだけじゃない。
アドバイスされたらそれを真摯に受け止めなきゃいけないんですか? 求めてないのに? それって「お節介」って言うんですよ。
アドバイスという名の批判
アドバイスっていうのは基本、相談を持ちかけられてからするものですよね。なんで人の決意表明に勝手にアドバイスしはじめてるんだろう。
多くのアドバイスは、「君のためだよ」という大義名分を持った批判です。だから役に立たない。
「ドイツ語話せるならそれを生かすべき」ってなんだそれ。仕事くれんのか?
「就職した方がいい」って言う人は内定くれんの? 「フリーランスはリスク高いよ」って会社員安全神話を妄信してるの? 「ブロガーなんてやめとけ」ってやめたらなにすべきか教えてくれるの?
結局わたしのためなんかじゃなくて、何か言いたいだけじゃん。言いっぱなしはさぞかし楽でしょうけど、アドバイスに従って失敗したら責任とれんの?
「どうするかは自分自身だから責任とらない」ってスタンスなら、最初から言うなよ。適当なことばっかり無責任に言いやがって。
アドバイスを求めてない
基本的に、「仕事辞めます!」とかって決意表明記事には、アドバイスなんて求めてないんですよ。だってもう決めたんだから。
それなのに、「まず副業が軌道に乗ってから辞めるべき」とか、「こういう会社が合ってるんじゃない?」とか勝手にアドバイスしてくる人がいるわけです。
いや、相談してないのになんで勝手にアドバイスしてるの? 他人の人生心配しすぎじゃない?
いやね、純粋に「同じフリーランスとして、こうした方がいいですよ」とかってタメになるアドバイスはあります。
「僕ならこうするよ!」って言う意見も、「へぇー。なるほどね」と思います。わたしも言うことあるし。
でもそれはあくまで、「自分が言いたいから言う」のであって、「あなたのために言ってあげてるのよ」なんて押し付けがましいことは考えていません。
アドバイスするのは勝手だけど、アドバイスっぽい批判ばっかりでうんざり。そういうの、全然求めてないよ。
素直に「批判します」って言えばいいのに、中途半端にいい人ぶって「アドバイスだよ」っていう人はずるいですね。
相談したいなら、「どう思いますか」って聞くし、お悩み掲示板みたいなところいくからさ。それ以外はアドバイスなんて求めてないんですよ。
所詮他人の人生だからね
突き詰めれば、自分以外はみんな他人なわけです。特にネットでしかつながりのない人なんて、超赤の他人。
赤の他人にアドバイスされて、誰が本気で受け止めるんでしょう。
道端で「今日のファッションなら、バッグはトートがいいよ」なんてアドバイスされたら、「なんだお前」と思いませんか? 同じレベルですよ。
それなのに、アドバイスに耳を傾けないと「自分が正しいと思ってる」とかって言われる。勝手にアドバイスしてきて「真摯に受け止めろ!」とか当たり屋かよ。
「自分はこう思う」っていうのは自由に言えばいいけど、アドバイスなら相談したときにだけしてくれればいいですよ。
アドバイスがお節介だと理解しよう
こんなこと言うと、「アドバイスから学べることを放棄している」とか言われそうですが、行動を起こすとき、まわりの人全員の賛同が必要なんですか?
自分がすべて正しいと思っているわけではなく、ただ必要ないんですよ。わたしの人生だもん。自分で決めたことなんだから、他人にゴチャゴチャ言われてもお節介なだけです。
所詮みんな他人です。なんでそんなに慌ててお節介なコメントしてくるんですか? 他人の人生を心配しすぎですって。その人がどうなろうとあなたに関係ないのに。
アドバイスという名のただの批判は、押し付けがましいお節介です。面倒くさい。
無責任な他人のアドバイスなんか、いちいち真に受けてられません。そしたら自分を見失いますよ。
自分にとってどうでもいい人間からのどうでもいいアドバイスなんて、なんの価値もない批判です。気にしないでおきましょう。
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